第52回 作業療法士国家試験 午後 第41問
作業療法評価学第52回午後
第52回 作業療法士国家試験 午後 第41問(作業療法評価学)の正答は 5 です。神経症性障害は不安・強迫・身体の訴えなどの症状に生活が振り回され、ADLや基本的な心身機能は保たれていることが多い。
問題
神経症性障害患者の作業療法導入時の評価で最も重視すべきなのはどれか。
- 1. 就労関連技能
- 2. 身辺処理能力
- 3. 精神内界の葛藤
- 4. 基本的な心身機能
- 5. 症状への対処方法 ✓
正答:5番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 33.3%参考値
15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 症状への対処方法
神経症性障害は不安・強迫・身体の訴えなどの症状に生活が振り回され、ADLや基本的な心身機能は保たれていることが多い。導入時は、症状にどう対処しているか(回避・確認行為・我慢など)を把握し、それを作業療法の目標と関わり方の出発点にする。
【各選択肢の解説】
1. 就労関連技能
❌ 誤り。就労関連技能の評価は、症状が落ち着き社会復帰を具体的に検討する段階で行う。正しくは、導入時はまず症状とその対処の仕方を把握し、就労関連の評価は復帰を目標にする時期に行う。
❌ 誤り。就労関連技能の評価は、症状が落ち着き社会復帰を具体的に検討する段階で行う。正しくは、導入時はまず症状とその対処の仕方を把握し、就労関連の評価は復帰を目標にする時期に行う。
2. 身辺処理能力
❌ 誤り。神経症性障害では身辺処理能力は保たれていることが多く、導入時の最重点にはならない。正しくは、身辺処理の評価が重点になるのは、統合失調症の慢性期や認知症など生活技能そのものが低下する病態である。
❌ 誤り。神経症性障害では身辺処理能力は保たれていることが多く、導入時の最重点にはならない。正しくは、身辺処理の評価が重点になるのは、統合失調症の慢性期や認知症など生活技能そのものが低下する病態である。
3. 精神内界の葛藤
❌ 誤り。内面の葛藤を掘り下げることは精神療法(精神分析的な療法)の領域で、導入時に作業療法で直接扱うと不安を強めうる。正しくは、作業療法では作業場面に表れる症状と、それへの対処の仕方という行動面を評価する。
❌ 誤り。内面の葛藤を掘り下げることは精神療法(精神分析的な療法)の領域で、導入時に作業療法で直接扱うと不安を強めうる。正しくは、作業療法では作業場面に表れる症状と、それへの対処の仕方という行動面を評価する。
4. 基本的な心身機能
❌ 誤り。神経症性障害では基本的な心身機能は保たれていることが多い。正しくは、評価の重点は症状が生活や作業にどう影響し、本人がどう対処しているかにある。
❌ 誤り。神経症性障害では基本的な心身機能は保たれていることが多い。正しくは、評価の重点は症状が生活や作業にどう影響し、本人がどう対処しているかにある。
5. 症状への対処方法
✅ 正しい。(=正答)症状への対処の仕方(不安を避ける・確認を繰り返す・身体症状にとらわれるなど)が分かると、より適応的な対処を作業の中で練習する目標が立てられる。
✅ 正しい。(=正答)症状への対処の仕方(不安を避ける・確認を繰り返す・身体症状にとらわれるなど)が分かると、より適応的な対処を作業の中で練習する目標が立てられる。
【試験対策ポイント】
| 病態 | 導入時の評価の重点 |
|---|---|
| 神経症性障害 | 症状への対処方法 |
| 統合失調症の慢性期 | 生活技能・生活リズム |
| 認知症 | 残存能力・生活の様子 |
神経症性障害は「機能は保たれ、症状への対処でつまずく」と押さえる。
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