第52回 作業療法士国家試験 午後 第41問
作業療法評価学第52回午後
神経症性障害患者の作業療法導入時の評価で最も重視すべきなのはどれか。
1. 就労関連技能
2. 身辺処理能力
3. 精神内界の葛藤
4. 基本的な心身機能
5. 症状への対処方法
- 1. 就労関連技能
- 2. 身辺処理能力
- 3. 精神内界の葛藤
- 4. 基本的な心身機能
- 5. 症状への対処方法 ✓
正答:5番
解説
■ 正答:5番 — 症状への対処方法
神経症性障害の初期段階では、患者が現在経験している症状にどのように対処しているか、あるいは対処できていないかを把握することが、治療的関係の構築と段階的な作業療法導入に最も重要です。症状への対処能力を評価することで、患者の現在の心理状態やニーズを理解し、適切な介入方法を決定できます。
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【各選択肢の解説】
1. 就労関連技能
❌ 誤り。神経症性障害の急性期では就労は現実的ではなく、寛解後の段階で段階的に評価する項目です。
2. 身辺処理能力
❌ 誤り。神経症性障害患者は通常、基本的ADLは保たれていることがほとんどであり、導入時の優先評価項目ではありません。
3. 精神内界の葛藤
❌ 誤り。精神分析的な深い心理分析は精神科医や心理士の領域であり、OT導入時の最優先事項ではありません。
4. 基本的な心身機能
❌ 誤り。神経症性障害では一般的に基本機能は比較的保たれており、導入時にはより患者の現在の状態を反映した評価が必要です。
5. 症状への対処方法
✅ 正しい。患者がどのようなストレス対処や症状管理を行っているか、またはできていないかを理解することが、作業療法の導入と治療的関係構築の基盤となります。
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【試験対策ポイント】
• 神経症性障害:初期評価は「症状への対処能力」を優先
• OT導入時は患者の現在のニーズ・困難に焦点を当てる
• 就労やADL評価は寛解後の段階的評価