第52回 作業療法士国家試験 午後 第42問
臨床医学第52回午後
認知症のBPSD〈behavioral and psychological symptoms of dementia〉はどれか。
1. 失語
2. 失認
3. 徘徊
4. 記憶障害
5. 判断力低下
- 1. 失語
- 2. 失認
- 3. 徘徊 ✓
- 4. 記憶障害
- 5. 判断力低下
正答:3番
解説
■ 正答:3番 — 徘徊
BPSD(行動・心理症状)は認知機能障害に続発する症状であり、本人の苦痛や介護負担を増大させます。徘徊は典型的なBPSDであり、不安や見当識障害に伴う行動症状です。一方、失語・失認・記憶障害・判断力低下は認知機能障害そのものであり、BPSDではありません。
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【各選択肢の解説】
1. 失語
❌ 誤り。失語は言語機能の障害であり、認知機能障害に該当し、BPSDではない。
2. 失認
❌ 誤り。失認は知覚した情報を理解できない認知機能障害であり、BPSDではない。
3. 徘徊
✅ 正しい。徘徊は典型的なBPSDであり、不安、見当識障害、または環境への適応困難が背景にある行動症状。
4. 記憶障害
❌ 誤り。記憶障害は認知機能障害の中核症状であり、BPSDではない。
5. 判断力低下
❌ 誤り。判断力低下は認知機能障害であり、BPSDではない。
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【試験対策ポイント】
- BPSD=認知機能障害に続発する「行動・心理症状」(徘徊、易怒性、焦燥、妄想など)
- 認知機能障害=認知症の中核症状(失語、失認、記憶障害、判断力低下など)
- BPSDは治療・環境調整で改善しうるが、中核症状は不可逆的