第52回 作業療法士国家試験 午後 第44問
臨床医学第52回午後
急性期を脱した後、まだ外的刺激への敏感さが残る統合失調症患者の作業療法導入時の対応で適切なのはどれか。
1. 役割を付与する。
2. 対人交流を促す。
3. 定期的な実施を心がける。
4. 複数の作業療法士で対応する。
5. 退行的行動に対しては関与を控える。
- 1. 役割を付与する。
- 2. 対人交流を促す。
- 3. 定期的な実施を心がける。 ✓
- 4. 複数の作業療法士で対応する。
- 5. 退行的行動に対しては関与を控える。
正答:3番
解説
■ 正答:3番 — 定期的な実施を心がける。
急性期を脱した直後で外的刺激への敏感さが残る時期は、環境変化によるストレスを最小限に抑えることが重要です。定期的な実施により予測可能性を高め、患者の不安を軽減することが適切な対応です。
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【各選択肢の解説】
1. 役割を付与する。
❌ 誤り。急性期直後で敏感さが残る時期に役割を与えると、責任感に伴うストレスが増加し、症状の悪化につながるリスクがあります。
2. 対人交流を促す。
❌ 誤り。外的刺激への敏感さが残る時期に対人交流を急激に促すと、刺激過剰となり、不安や対人恐怖を増強させる可能性があります。
3. 定期的な実施を心がける。
✅ 正しい。定期的なスケジュール設定により、患者に安定感と予測可能性をもたらし、不安の軽減と信頼関係構築につながります。
4. 複数の作業療法士で対応する。
❌ 誤り。複数の担当者は患者にとって新たな対人刺激となり、敏感さが残る時期には不適切です。一貫性のある単一の担当者が望まれます。
5. 退行的行動に対しては関与を控える。
❌ 誤り。退行的行動を無視すると患者の孤立が深まります。適切な支持的関与が必要です。
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【試験対策ポイント】
• 急性期直後の統合失調症は刺激に敏感で、環境の安定性が治療の基本
• 定期的・継続的な実施により予測可能性と信頼関係を構築
• 複数担当者の変更や急激な役割付与は避けるべき対応