第52回 作業療法士国家試験 午後 第44問
臨床医学第52回午後
第52回 作業療法士国家試験 午後 第44問(臨床医学)の正答は 3 です。急性期を脱した直後で刺激にまだ敏感な時期は、刺激を少なくし、見通しの立つ安定した関わりが基本である。
問題
急性期を脱した後、まだ外的刺激への敏感さが残る統合失調症患者の作業療法導入時の対応で適切なのはどれか。
- 1. 役割を付与する。
- 2. 対人交流を促す。
- 3. 定期的な実施を心がける。 ✓
- 4. 複数の作業療法士で対応する。
- 5. 退行的行動に対しては関与を控える。
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 64.7%参考値
17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 定期的な実施を心がける。
急性期を脱した直後で刺激にまだ敏感な時期は、刺激を少なくし、見通しの立つ安定した関わりが基本である。同じ時間・同じ場所・同じ担当者で定期的に行うと、予測できる環境になり安心感につながる。
【各選択肢の解説】
1. 役割を付与する。
❌ 誤り。役割には責任や他者からの期待が伴い、刺激に敏感な時期には負担になる。正しくは、役割の付与は回復が進み、活動に余裕が出てから段階的に行う。
❌ 誤り。役割には責任や他者からの期待が伴い、刺激に敏感な時期には負担になる。正しくは、役割の付与は回復が進み、活動に余裕が出てから段階的に行う。
2. 対人交流を促す。
❌ 誤り。対人交流は強い刺激になり、この時期には疲労や症状の再燃を招きうる。正しくは、まず個別か少人数の場で、交流を強いずに過ごせる環境から始める。
❌ 誤り。対人交流は強い刺激になり、この時期には疲労や症状の再燃を招きうる。正しくは、まず個別か少人数の場で、交流を強いずに過ごせる環境から始める。
3. 定期的な実施を心がける。
✅ 正しい。(=正答)時間・場所・担当者を一定にして定期的に行うと、次に何が起こるかを予測でき、刺激に敏感な患者でも安心して参加しやすい。
✅ 正しい。(=正答)時間・場所・担当者を一定にして定期的に行うと、次に何が起こるかを予測でき、刺激に敏感な患者でも安心して参加しやすい。
4. 複数の作業療法士で対応する。
❌ 誤り。関わる人が多いと対人刺激が増え、関係も安定しにくい。正しくは、担当者を一定にして、少数(できれば1人)の作業療法士が関わる。
❌ 誤り。関わる人が多いと対人刺激が増え、関係も安定しにくい。正しくは、担当者を一定にして、少数(できれば1人)の作業療法士が関わる。
5. 退行的行動に対しては関与を控える。
❌ 誤り。この時期の退行的な行動は、回復過程で心身を休めるための反応という面があり、突き放すと不安を強める。正しくは、退行はある程度受け入れて支持的に関わり、回復に合わせて段階的に自立を促す。
❌ 誤り。この時期の退行的な行動は、回復過程で心身を休めるための反応という面があり、突き放すと不安を強める。正しくは、退行はある程度受け入れて支持的に関わり、回復に合わせて段階的に自立を促す。
【試験対策ポイント】
| 時期 | 関わり方の要点 |
|---|---|
| 急性期を脱した直後(刺激に敏感) | 刺激を減らす・定期的に同じ枠で・担当者を一定に・退行は受け入れて支持的に |
| 回復期の後半 | 役割・対人交流・集団活動を段階的に増やす |
「役割」「対人交流」「集団」は時期が早すぎる選択肢として出る。
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