OTカコモン — 作業療法士国家試験 過去問・解説

第52回 作業療法士国家試験 午後 第45問

臨床医学第52回午後
うつ病患者の作業療法で適切な作業活動はどれか。 1. 中断が容易なもの 2. 疲労感を自覚しにくいもの 3. 他者との優劣が分かりやすいもの 4. 複雑で完成すると達成感が得られるもの 5. 病前に到達していた水準と現在を比較できるもの
  1. 1. 中断が容易なもの ✓
  2. 2. 疲労感を自覚しにくいもの
  3. 3. 他者との優劣が分かりやすいもの
  4. 4. 複雑で完成すると達成感が得られるもの
  5. 5. 病前に到達していた水準と現在を比較できるもの

正答:1番

解説
■ 正答:1番 — 中断が容易なもの うつ病患者は疲労しやすく、意欲・集中力の低下があるため、無理なく中断・再開できる作業活動が適切です。患者のペースに合わせた柔軟な活動設定が治療的に有効です。 --- 【各選択肢の解説】 1. 中断が容易なもの ✅ 正しい。うつ病患者は易疲労性と意欲低下があり、無理なく中断・再開できる活動は患者の負担軽減となり、作業継続へのハードルが低くなるため適切です。 2. 疲労感を自覚しにくいもの ❌ 誤り。患者の疲労状態を正確に把握することは重要であり、疲労感を自覚しにくい活動は過負荷につながり逆効果です。 3. 他者との優劣が分かりやすいもの ❌ 誤り。うつ病患者は自己評価が低く、競争や比較は劣等感を増強させ、症状悪化につながるため避けるべきです。 4. 複雑で完成すると達成感が得られるもの ❌ 誤り。初期段階では複雑な活動は患者の集中力低下に合致せず、失敗経験につながります。段階的に難易度を上げる必要があります。 5. 病前に到達していた水準と現在を比較できるもの ❌ 誤り。現在の低下した能力と病前を比較させることは、劣等感・絶望感を増強させ治療的に有害です。 --- 【試験対策ポイント】 • うつ病OT:易疲労性・意欲低下・自己評価低下が特徴 • 回避すべき活動:競争・比較・複雑さ・高い期待設定 • 初期段階:単純で柔軟性のある活動から開始
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