第52回 作業療法士国家試験 午後 第48問
生理学第52回午後
てんかん患者が作業療法中に強直間代発作の重積状態を呈したときの対応として最も優先すべきなのはどれか。
1. 家族に連絡する。
2. 呼吸を確認する。
3. 服薬状況を確認する。
4. 四肢を押さえて固定する。
5. 心電図モニターを装着する。
- 1. 家族に連絡する。
- 2. 呼吸を確認する。 ✓
- 3. 服薬状況を確認する。
- 4. 四肢を押さえて固定する。
- 5. 心電図モニターを装着する。
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — 呼吸を確認する。
強直間代発作の重積状態は生命を脅かす緊急事態です。最優先すべき対応は患者の気道確保と呼吸状態の把握であり、低酸素血症による脳障害や死亡を防ぐことが最初のステップとなります。
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【各選択肢の解説】
1. 家族に連絡する。
❌ 誤り。家族への連絡は重要ですが、呼吸状態の確認や医療対応より優先度は低く、実施順序としては後になります。
2. 呼吸を確認する。
✅ 正しい。重積状態では気道閉塞や呼吸停止のリスクが高く、まず生命維持に必要な呼吸の有無を確認することが最優先です。
3. 服薬状況を確認する。
❌ 誤り。服薬確認は医療者による診察後の治療判断に関わる情報ですが、初期対応では呼吸・循環管理が優先されるべき項目ではありません。
4. 四肢を押さえて固定する。
❌ 誤り。発作中に四肢を無理に押さえると骨折や筋損傷のリスクがあり、むしろ避けるべき対応です。クッションなどで周囲を保護することが正しい対応です。
5. 心電図モニターを装着する。
❌ 誤り。心電図は医療施設での管理として有用ですが、初期対応では気道確保と呼吸確認がより緊急性が高いです。
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【試験対策ポイント】
• 重積状態の初期対応:ABCの原則(気道→呼吸→循環)が基本
• 発作中の身体拘束は禁忌(骨折・筋損傷のリスク)
• 側臥位や気道確保により窒息・誤嚥を防ぐ