OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第52回 作業療法士国家試験 午後 第86問

病理学概論第52回午後

第52回 作業療法士国家試験 午後 第86問(病理学概論)の正答は 4 です。特発性大腿骨頭壊死症は大腿骨頭への血流が途絶えて骨頭が壊死する疾患で、ステロイド薬の全身投与とアルコール多飲が2大関連因子である(厚生労働省指定難病)。

問題
特発性大腿骨頭壊死症について正しいのはどれか。
  1. 1. 小児に多い。
  2. 2. 手術適応例は少ない。
  3. 3. 両側性病変は稀である。
  4. 4. ステロイド薬使用者に多い。 ✓
  5. 5. 股関節内外旋可動域は保たれる。

正答:4番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 37.5%参考値

24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — ステロイド薬使用者に多い。

特発性大腿骨頭壊死症は大腿骨頭への血流が途絶えて骨頭が壊死する疾患で、ステロイド薬の全身投与とアルコール多飲が2大関連因子である(厚生労働省指定難病)。


【各選択肢の解説】

1. 小児に多い。
❌ 誤り。正しくは成人(壮年期)に多い。小児の大腿骨頭壊死はPerthes病で、別の疾患である。
2. 手術適応例は少ない。
❌ 誤り。正しくは、壊死範囲が広く骨頭の圧潰が進む例が多く、骨切り術・人工骨頭置換術・人工股関節全置換術などの手術が行われることが多い。
3. 両側性病変は稀である。
❌ 誤り。正しくは、両側に生じることが多い。特にステロイド関連では両側例が多い。
4. ステロイド薬使用者に多い。
✅ 正しい。ステロイド薬が脂質代謝異常や血管内皮障害を介して骨頭の血流を障害すると考えられており、全身性エリテマトーデスや臓器移植などでステロイドを大量に使った人に多い。
5. 股関節内外旋可動域は保たれる。
❌ 誤り。正しくは、骨頭が圧潰すると疼痛と変形により可動域が制限され、特に内旋が制限される。

【試験対策ポイント】

項目特発性大腿骨頭壊死症Perthes病
年齢成人小児
関連因子ステロイド・アルコール不明
両側性多い少ない

「特発性」とあっても、ステロイドとアルコールとの関連が強い点がひっかけになる。

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