OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第53回 作業療法士国家試験 午前 第2問

作業療法評価学第53回午前

第53回 作業療法士国家試験 午前 第2問(作業療法評価学)の正答は 2 です。探索反射(rooting reflex)は哺乳と密接に関連した原始反射であり、空腹時に顕著に出現し、満腹時には減弱・消失しやすい。

問題
図は探索反射を検査している場面である。正しいのはどれか。
第53回午前第2問 図
  1. 1. 反応は生涯続く。
  2. 2. 満腹時には出現しにくい。
  3. 3. 生後2か月ごろに出現する。
  4. 4. 刺激されると嚥下反射が起こる。
  5. 5. 刺激と反対側へ頭部が回旋する。

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 満腹時には出現しにくい。

探索反射(rooting reflex)は哺乳と密接に関連した原始反射であり、空腹時に顕著に出現し、満腹時には減弱・消失しやすい。これは栄養摂取という生理的ニーズに応じた反射であるためである。


【各選択肢の解説】

1. 反応は生涯続く。
❌ 誤り。探索反射は通常、生後4〜6か月ごろに随意的な哺乳運動の発達に伴い消失する(一部では生後3〜4か月で統合されるとも)。成人での残存は前頭葉病変を示唆する病的サインとなる。
2. 満腹時には出現しにくい。
✅ 正しい。探索反射は空腹状態で強く出現し、満腹時は出現しにくくなる。これは哺乳・摂食行動を促す原始反射としての特性である。
3. 生後2か月ごろに出現する。
❌ 誤り。探索反射は出生直後から認められる反射であり、生後2か月ごろに新たに「出現」するものではない。
4. 刺激されると嚥下反射が起こる。
❌ 誤り。探索反射は口角・口唇周囲への触刺激により頭部が刺激側へ回旋し、口を開けて乳首を探す動作が起こる反射である。嚥下反射が誘発されるわけではない。
5. 刺激と反対側へ頭部が回旋する。
❌ 誤り。探索反射では刺激された側(同側)へ頭部が回旋・口が向く。反対側ではない。

【試験対策ポイント】

項目内容
刺激部位口角・口唇周囲への触刺激
反応刺激側へ頭部回旋・口を開ける
出現時期出生直後から
消失時期生後4〜6か月(随意運動発達で統合)
満腹時出現しにくい(哺乳ニーズに依存)

「探索反射=刺激側へ向く」「満腹だと出にくい」の2点が国試頻出。吸啜反射・嚥下反射との混同に注意。


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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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