OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第53回 作業療法士国家試験 午前 第3問

作業療法評価学第53回午前

第53回 作業療法士国家試験 午前 第3問(作業療法評価学)の正答は 2・4 です。画像を参照すると、各図で検査者の手の位置(抵抗をかける部位)と矢印の方向が示されている。

問題
Danielsらの徒手筋力テストの段階5及び4の検査で、検査者の抵抗をかける手の位置で正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、矢印は検査者の加える力の方向を示す。
第53回午前第3問 図
  1. 1. 肩甲骨内転
  2. 2. 肩関節外転
  3. 3. 肩関節水平内転
  4. 4. 肩関節内旋
  5. 5. 前腕回内

正答:2・4番

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解説
■ 正答:2番・4番(複数正答)

> ⚠️ この問題は2番と4番が正答として処理されています。

画像を参照すると、各図で検査者の手の位置(抵抗をかける部位)と矢印の方向が示されている。正しい抵抗位置は、テコの腕を考慮した遠位端への抵抗が基本となる。


【各選択肢の解説】

1. 肩甲骨内転
❌ 誤り。図1では抵抗が肩甲骨ではなく上腕部に加えられており、肩甲骨内転の正しい検査肢位・抵抗位置と一致しない。正しくは上腕遠位部または肘関節部から肩甲骨を外転方向に押す。
2. 肩関節外転
✅ 正しい。図2では座位で肩関節を90°外転位とし、上腕骨遠位部(肘関節付近)に対して下方(内転方向)へ抵抗をかけている。これはDanielsらのMMT肩関節外転(三角筋中部・棘上筋)の標準的な検査法と一致する。
3. 肩関節水平内転
❌ 誤り。図3では腹臥位で抵抗位置が上腕近位部となっており、正しい水平内転検査(腹臥位で上腕遠位部への抵抗)とは一致しない。
4. 肩関節内旋
✅ 正しい。図4では腹臥位・肩関節90°外転・肘90°屈曲位で前腕遠位部に抵抗をかけており、DanielsらのMMT肩関節内旋の正しい検査肢位と一致する。
5. 前腕回内
❌ 誤り。図5では抵抗が手関節付近に加えられているように見えるが、正確な肢位・抵抗方向がDanielsらの標準法と一致しない。前腕回内のMMT検査では前腕遠位部への抵抗が正しい。

【試験対策ポイント】

MMT抵抗部位の原則:「運動するセグメントの遠位端」に抵抗をかける。

運動肢位抵抗部位
肩関節外転座位・90°外転上腕遠位部(肘付近)、下方へ
肩関節内旋腹臥位・肩90°外転・肘90°屈曲前腕遠位部
肩甲骨内転腹臥位上腕遠位部から外転方向
肩関節水平内転腹臥位上腕遠位部

「肢位・固定部位・抵抗部位・抵抗方向」の4点セットで覚えること。


✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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