OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第53回 作業療法士国家試験 午前 第10問

解剖学第53回午前

第53回 作業療法士国家試験 午前 第10問(解剖学)の正答は 2 です。尺骨骨幹部骨折では、橈尺関節(近位・遠位両方)の安定性を保つために前腕全体を固定する必要がある。

問題
尺骨の骨幹部骨折での固定範囲で正しいのはどれか。
第53回午前第10問 図
  1. 1. 図1
  2. 2. 図2
  3. 3. 図3
  4. 4. 図4
  5. 5. 図5

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 図2

尺骨骨幹部骨折では、橈尺関節(近位・遠位両方)の安定性を保つために前腕全体を固定する必要がある。図2は肘関節(近位橈尺関節)から手関節(遠位橈尺関節)を含む範囲を固定しており、正しい固定範囲である。


【各選択肢の解説】

1. 図1
❌ 誤り。図1は肘関節を含むが手関節より近位で固定が終わっており、遠位橈尺関節が固定されていない。前腕回旋の制御が不十分となる。
2. 図2
✅ 正しい。図2は肘関節近位(上腕遠位部)から手関節(手根骨)にかけての固定を示しており、近位・遠位橈尺関節の両方を含む前腕全体の固定となっている。尺骨骨幹部骨折の標準的な固定範囲として適切である。
3. 図3
❌ 誤り。図3は前腕中央部のみの固定であり、近位橈尺関節(肘関節)が含まれていない。骨折部の安定性が不十分である。
4. 図4
❌ 誤り。図4は前腕遠位〜手関節のみの固定で、近位橈尺関節(肘)が含まれない。尺骨骨幹部骨折には範囲が不足している。
5. 図5
❌ 誤り。図5は手関節〜手部のみの短い固定であり、骨幹部骨折の固定としては全く不十分である。

【試験対策ポイント】

前腕骨折の固定範囲の原則:「骨折部に隣接する関節を含める」

骨折部位固定範囲
尺骨骨幹部肘関節〜手関節(前腕全体)
橈骨骨幹部肘関節〜手関節(前腕全体)
橈骨遠位端骨折手関節のみ(肘不要な場合も)
前腕両骨骨折肘関節〜手関節(必須)

前腕骨折では回旋制御のため肘〜手関節の固定が必要。「隣接する関節を固定する」原則が試験頻出。


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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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