第53回 作業療法士国家試験 午前 第15問
精神障害作業療法第53回午前
第53回 作業療法士国家試験 午前 第15問(精神障害作業療法)の正答は 5 です。夜勤を含むシフト勤務が始まってから、眠気対策にカフェイン入り栄養ドリンクを1日4本以上飲むようになり、不眠といらだちが出ている。
問題
23歳の男性。2か月前から職場の業務がシフト勤務になり夜勤が入るようになった。1か月前から日中の眠気を取るために、カフェイン入りの栄養ドリンクを1日4本以上飲むようになった。妄想や抑うつ感などは特に訴えてはいないが、不眠といらだちを主訴に精神科を受診した。この患者に対して初期にすべき介入はどれか。
- 1. 精神分析療法
- 2. 認知行動療法
- 3. グループワーク
- 4. 抗精神病薬の投与
- 5. 栄養ドリンクの減量 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 52.6%参考値
19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 栄養ドリンクの減量
夜勤を含むシフト勤務が始まってから、眠気対策にカフェイン入り栄養ドリンクを1日4本以上飲むようになり、不眠といらだちが出ている。妄想や抑うつはない。カフェインの過剰摂取が症状の原因として最も考えやすく、まず原因を減らすことが初期介入になる。
【各選択肢の解説】
1. 精神分析療法
❌ 誤り。精神分析療法は無意識の葛藤を扱う長期の心理療法である。正しくは、生活習慣に原因がある本例では、まず原因(カフェイン)を減らす。
❌ 誤り。精神分析療法は無意識の葛藤を扱う長期の心理療法である。正しくは、生活習慣に原因がある本例では、まず原因(カフェイン)を減らす。
2. 認知行動療法
❌ 誤り。不眠に対する認知行動療法は慢性の不眠で有効な治療だが、本例では原因がはっきりしている。正しくは、まずカフェインの減量と生活リズムの調整を行い、それでも残る不眠に検討する。
❌ 誤り。不眠に対する認知行動療法は慢性の不眠で有効な治療だが、本例では原因がはっきりしている。正しくは、まずカフェインの減量と生活リズムの調整を行い、それでも残る不眠に検討する。
3. グループワーク
❌ 誤り。本例の不眠といらだちの原因は対人関係や集団の問題ではない。正しくは、個人の生活習慣(カフェイン摂取)への介入が先である。
❌ 誤り。本例の不眠といらだちの原因は対人関係や集団の問題ではない。正しくは、個人の生活習慣(カフェイン摂取)への介入が先である。
4. 抗精神病薬の投与
❌ 誤り。抗精神病薬は幻覚・妄想などの精神病症状に用いる。正しくは、精神病症状のない本例には適応がなく、原因の除去を行う。
❌ 誤り。抗精神病薬は幻覚・妄想などの精神病症状に用いる。正しくは、精神病症状のない本例には適応がなく、原因の除去を行う。
5. 栄養ドリンクの減量
✅ 正しい。カフェインは覚醒作用と交感神経の刺激作用があり、多量の摂取は不眠やいらだち・不安を起こす。原因を減らせば症状の改善が期待できる。
✅ 正しい。カフェインは覚醒作用と交感神経の刺激作用があり、多量の摂取は不眠やいらだち・不安を起こす。原因を減らせば症状の改善が期待できる。
【試験対策ポイント】
症状の原因が物質や生活習慣にあるときは、薬物療法や心理療法より先に原因を減らす・除く。カフェインの多量摂取は不眠・いらだち・動悸などを起こし、急にやめると頭痛などの離脱症状が出ることがある。
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