OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第53回 作業療法士国家試験 午前 第21問

リハビリテーション医学第53回午前

第53回 作業療法士国家試験 午前 第21問(リハビリテーション医学)の正答は 2 です。作業療法の思想的起源は18〜19世紀の道徳療法(moral treatment)にある。

問題
作業療法に関する歴史について正しいのはどれか。
  1. 1. IL 運動によって ADL が誕生した。
  2. 2. 作業療法の起源は道徳療法にある。
  3. 3. 呉秀三は認知行動療法を実践した。
  4. 4. 加藤普佐次郎は肢体不自由児施設の創始者である。
  5. 5. 昭和 20 年に理学療法士作業療法士法が制定された。

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 作業療法の起源は道徳療法にある

作業療法の思想的起源は18〜19世紀の道徳療法(moral treatment)にある。精神障害者を人道的に扱い、作業・日課を用いた治療が実践されたことが作業療法の源流とされる。


【各選択肢の解説】

1. IL運動によってADLが誕生した。
❌ 誤り。ADL概念の確立はリハビリテーション医学の発展(特にDeaver・Brownなど)による。IL(自立生活)運動はADLの概念を生んだわけではない。
2. 作業療法の起源は道徳療法にある。
✅ 正しい。18世紀末〜19世紀のPinel(フランス)・Tuke(イギリス)らによる道徳療法が作業療法の起源とされる。
3. 呉秀三は認知行動療法を実践した。
❌ 誤り。呉秀三は明治〜大正期の精神科医で、精神障害者の人道的処遇(座敷牢廃止など)に尽力した人物。認知行動療法とは無関係。
4. 加藤普佐次郎は肢体不自由児施設の創始者である。
❌ 誤り。肢体不自由児施設(整肢療護園)の創始者は高木憲次。加藤普佐次郎は日本OT草創期の人物として重要だが、肢体不自由児施設とは別。
5. 昭和20年に理学療法士作業療法士法が制定された。
❌ 誤り。理学療法士及び作業療法士法の制定は昭和40年(1965年)

【試験対策ポイント】

OT歴史の重要人物・年号

項目内容
道徳療法Pinel・Tuke・18〜19世紀
呉秀三日本の精神科医・人道的処遇推進
高木憲次肢体不自由児施設の父
PT・OT法昭和40年(1965年)制定
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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