OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第53回 作業療法士国家試験 午前 第22問

精神障害作業療法第53回午前

第53回 作業療法士国家試験 午前 第22問(精神障害作業療法)の正答は 1・5 です。ICD(国際疾病分類)はWHOが作成した疾病・死因の分類で、わが国の人口動態統計(死因統計)もこれに準拠している。

問題
国際疾病分類 ICD-10 について正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. 作成したのは WHO である。 ✓
  2. 2. 障害の階層性を表している。
  3. 3. 生活モデルに基づく分類である。
  4. 4. 精神障害に特化した分類である。
  5. 5. 我が国の死因統計はこの分類に準拠している。 ✓

正答:1・5番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 13.3%参考値

15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1・5番 — 作成したのは WHO である。・我が国の死因統計はこの分類に準拠している。

ICD(国際疾病分類)はWHOが作成した疾病・死因の分類で、わが国の人口動態統計(死因統計)もこれに準拠している。障害や生活機能を扱う分類(ICIDH・ICF)や、精神障害の診断基準(DSM)との取り違えを見分ける問題である。


【各選択肢の解説】

1. 作成したのは WHO である。
✅ 正しい。(=正答)ICDは世界保健機関(WHO)が作成・改訂している国際分類で、各国の疾病・死因統計を比較できるようにするためのものである。
2. 障害の階層性を表している。
❌ 誤り。ICDは疾病・死因の分類で、障害の構造は扱わない。正しくは、障害を機能障害→能力障害→社会的不利の階層で表したのはICIDH(国際障害分類、WHO 1980年)である。
3. 生活モデルに基づく分類である。
❌ 誤り。ICDは疾患・病態を分類する医学的な分類である。正しくは、人の生活機能(心身機能・身体構造、活動、参加)と背景因子の相互作用で健康状態を捉えるのはICF(国際生活機能分類、WHO 2001年)である。
4. 精神障害に特化した分類である。
❌ 誤り。ICDは感染症・新生物・循環器疾患など全疾患を対象とし、精神障害はその中の1章にすぎない。正しくは、精神障害に特化した診断基準は米国精神医学会のDSMである。
5. 我が国の死因統計はこの分類に準拠している。
✅ 正しい。(=正答)厚生労働省の人口動態統計の死因は、ICDに準拠した「疾病、傷害及び死因の統計分類」で分類・集計されている。

【試験対策ポイント】

分類作成対象
ICDWHO疾病・死因(死因統計の基準)
ICIDHWHO障害の階層(機能障害・能力障害・社会的不利)
ICFWHO生活機能と背景因子の相互作用
DSM米国精神医学会精神障害の診断基準
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