第53回 作業療法士国家試験 午前 第23問
保健医療福祉第53回午前
第53回 作業療法士国家試験 午前 第23問(保健医療福祉)の正答は 1 です。自宅の段差や動線の問題は、家屋改修や福祉用具の手配に時間がかかる。
問題
回復期リハビリテーション病棟入院中の脳血管障害患者の在宅復帰支援において適切なのはどれか。
- 1. 入院早期から家屋評価を行う。 ✓
- 2. 介護保険を利用し、福祉用具をレンタルして外泊訓練を行う。
- 3. 在宅ケアスタッフへの情報提供は、簡潔にするためになるべく略語を用いる。
- 4. 訪問リハビリテーションスタッフに、病院で行っているリハビリテーション内容を継続するよう申し送る。
- 5. 生活行為向上マネジメント〈MTDLP:management tool for daily life performance〉を用いて入院生活環境のアセスメントを行う。
正答:1番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 33.3%参考値
15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 入院早期から家屋評価を行う。
自宅の段差や動線の問題は、家屋改修や福祉用具の手配に時間がかかる。回復期の在宅復帰支援は、退院後の生活を入院早期から見据えて評価と準備を始めるのが基本である。
【各選択肢の解説】
1. 入院早期から家屋評価を行う。
✅ 正しい。(=正答)早期に家屋の状況を把握すれば、訓練の目標を自宅の環境に合わせて設定でき、改修や用具の準備も退院までに間に合わせやすい。
✅ 正しい。(=正答)早期に家屋の状況を把握すれば、訓練の目標を自宅の環境に合わせて設定でき、改修や用具の準備も退院までに間に合わせやすい。
2. 介護保険を利用し、福祉用具をレンタルして外泊訓練を行う。
❌ 誤り。介護保険の福祉用具貸与は在宅での生活を支える居宅サービスで、入院中は医療保険で療養しているため、外泊訓練の用具を介護保険のレンタルで用意することは原則として想定されていない。正しくは、外泊訓練では病院の物品や試用の用具で自宅での使い勝手を確かめ、その結果をもとに退院に向けて介護保険の福祉用具貸与を手配する。
❌ 誤り。介護保険の福祉用具貸与は在宅での生活を支える居宅サービスで、入院中は医療保険で療養しているため、外泊訓練の用具を介護保険のレンタルで用意することは原則として想定されていない。正しくは、外泊訓練では病院の物品や試用の用具で自宅での使い勝手を確かめ、その結果をもとに退院に向けて介護保険の福祉用具貸与を手配する。
3. 在宅ケアスタッフへの情報提供は、簡潔にするためになるべく略語を用いる。
❌ 誤り。略語は職種や機関によって意味が通じない・取り違えられるおそれがある。正しくは、他職種・他機関への申し送りは略語を避け、誰が読んでも同じ意味に取れる平易な言葉で書く。
❌ 誤り。略語は職種や機関によって意味が通じない・取り違えられるおそれがある。正しくは、他職種・他機関への申し送りは略語を避け、誰が読んでも同じ意味に取れる平易な言葉で書く。
4. 訪問リハビリテーションスタッフに、病院で行っているリハビリテーション内容を継続するよう申し送る。
❌ 誤り。自宅では環境も生活上の課題も病院と異なるため、病院の訓練をそのまま続けることが目的にはならない。正しくは、病院での経過・到達した能力・自宅で予想される課題を申し送り、訪問リハビリテーションが自宅の環境で評価し直して内容を決める。
❌ 誤り。自宅では環境も生活上の課題も病院と異なるため、病院の訓練をそのまま続けることが目的にはならない。正しくは、病院での経過・到達した能力・自宅で予想される課題を申し送り、訪問リハビリテーションが自宅の環境で評価し直して内容を決める。
5. 生活行為向上マネジメント〈MTDLP:management tool for daily life performance〉を用いて入院生活環境のアセスメントを行う。
❌ 誤り。MTDLPは入院生活の環境を評価する道具ではない。正しくは、本人がしたい・する必要がある生活行為を聞き取って目標にし、その実現に向けてアセスメント・プランを立てる手法(日本作業療法士協会)で、回復期では退院後の生活で行う生活行為を目標に用いる。
❌ 誤り。MTDLPは入院生活の環境を評価する道具ではない。正しくは、本人がしたい・する必要がある生活行為を聞き取って目標にし、その実現に向けてアセスメント・プランを立てる手法(日本作業療法士協会)で、回復期では退院後の生活で行う生活行為を目標に用いる。
【試験対策ポイント】
- 在宅復帰支援は「退院直前」でなく「入院早期」から始める
- 外泊訓練の用具は病院の物品・試用で確かめ、介護保険のレンタルは退院に向けて手配する
- 申し送りは略語を避け、病院の訓練の継続でなく自宅での評価のし直しを前提にする
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