第53回 作業療法士国家試験 午前 第25問
作業療法評価学第53回午前
パルスオキシメータで計測する酸素飽和度について正しいのはどれか。
1. 健常成人では85〜90%の値となる。
2. 赤色光と赤外光を用いて測定する。
3. 血行障害があっても正確である。
4. 動脈血酸素分圧に比例する。
5. 歩行中は計測できない。
- 1. 健常成人では85〜90%の値となる。
- 2. 赤色光と赤外光を用いて測定する。 ✓
- 3. 血行障害があっても正確である。
- 4. 動脈血酸素分圧に比例する。
- 5. 歩行中は計測できない。
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — 赤色光と赤外光を用いて測定する。
パルスオキシメータは赤色光(660nm)と赤外光(940nm)の2波長を用いて、酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンの光吸収差から経皮的酸素飽和度(SpO₂)を測定する装置です。
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【各選択肢の解説】
1. 健常成人では85〜90%の値となる。
❌ 誤り。健常成人のSpO₂は96〜99%が正常範囲です。85~90%は低酸素血症の状態を示しています。
2. 赤色光と赤外光を用いて測定する。
✅ 正しい。赤色光(660nm)と赤外光(940nm)の2波長を使用し、両者の光吸収度の比から酸素飽和度を計算します。
3. 血行障害があっても正確である。
❌ 誤り。末梢循環障害や低灌流状態では信号が低下し、測定精度が低下します。末梢冷感時は測定不可になることもあります。
4. 動脈血酸素分圧に比例する。
❌ 誤り。SpO₂は酸素分圧との関係が直線的ではなく、酸素解離曲線により非線形です。特に高酸素分圧域では変化が小さくなります。
5. 歩行中は計測できない。
❌ 誤り。現在のパルスオキシメータは動き補正機能が優れており、歩行中でも測定は可能です。ただし動脈拍動の検出が困難になると精度は低下します。
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【試験対策ポイント】
- SpO₂の正常範囲:96~99%
- 測定波長:赤色光660nm+赤外光940nm
- 末梢循環不全で測定精度↓(血行障害・低灌流状態)