第53回 作業療法士国家試験 午前 第27問
作業療法評価学第53回午前
第53回 作業療法士国家試験 午前 第27問(作業療法評価学)の正答は 1 です。痛みの評価法は「何を測るか(強さ・部位・性状)」と「誰がどう測るか(本人の自己評価・観察)」で見分ける。
問題
痛みの評価について正しいのはどれか。
- 1. VASで痛みの強さを評価する。 ✓
- 2. フェイス・スケールで痛みの部位を評価する。
- 3. Abbey pain scaleは質問紙による評価である。
- 4. NRS〈numerical rating scale〉で痛みの性状を評価する。
- 5. STAS-J〈Japanese version of the support team assessment schedule〉で痛みの経過を評価する。
正答:1番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 54.5%参考値
11人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — VASで痛みの強さを評価する。
痛みの評価法は「何を測るか(強さ・部位・性状)」と「誰がどう測るか(本人の自己評価・観察)」で見分ける。VASは本人が痛みの強さを直線上に示す自己評価法である。
【各選択肢の解説】
1. VASで痛みの強さを評価する。
✅ 正しい。(=正答)VAS(visual analogue scale)は、左端を「痛みなし」、右端を「想像できる最大の痛み」とした100mmの線上に、本人が今の痛みの位置を示し、左端からの距離で強さを表す。
✅ 正しい。(=正答)VAS(visual analogue scale)は、左端を「痛みなし」、右端を「想像できる最大の痛み」とした100mmの線上に、本人が今の痛みの位置を示し、左端からの距離で強さを表す。
2. フェイス・スケールで痛みの部位を評価する。
❌ 誤り。フェイス・スケールは表情の絵から今の痛みに近いものを選ばせる方法で、部位は分からない。正しくは、痛みの強さを評価する方法で、数字や線での回答が難しい小児・高齢者にも使いやすい。部位は人体図に描き込ませるなどして評価する。
❌ 誤り。フェイス・スケールは表情の絵から今の痛みに近いものを選ばせる方法で、部位は分からない。正しくは、痛みの強さを評価する方法で、数字や線での回答が難しい小児・高齢者にも使いやすい。部位は人体図に描き込ませるなどして評価する。
3. Abbey pain scaleは質問紙による評価である。
❌ 誤り。本人に答えてもらう質問紙ではない。正しくは、言葉で痛みを訴えにくい認知症の人などを対象に、表情・声・体の動きなどを評価者が観察して採点する評価法である。
❌ 誤り。本人に答えてもらう質問紙ではない。正しくは、言葉で痛みを訴えにくい認知症の人などを対象に、表情・声・体の動きなどを評価者が観察して採点する評価法である。
4. NRS〈numerical rating scale〉で痛みの性状を評価する。
❌ 誤り。NRSでは痛みの質は分からない。正しくは、NRSは0(痛みなし)〜10(考えられる最悪の痛み)の数字で痛みの強さを答えてもらう方法である。性状(ずきずき・焼けるようななど)はMcGill疼痛質問票などで評価する。
❌ 誤り。NRSでは痛みの質は分からない。正しくは、NRSは0(痛みなし)〜10(考えられる最悪の痛み)の数字で痛みの強さを答えてもらう方法である。性状(ずきずき・焼けるようななど)はMcGill疼痛質問票などで評価する。
5. STAS-J〈Japanese version of the support team assessment schedule〉で痛みの経過を評価する。
❌ 誤り。痛みの経過を追うための専用の尺度ではない。正しくは、緩和ケアの場で医療者が、痛みのコントロールだけでなく症状・不安・病状の理解・コミュニケーションなど患者と家族の状態を包括的に評価する尺度である。
❌ 誤り。痛みの経過を追うための専用の尺度ではない。正しくは、緩和ケアの場で医療者が、痛みのコントロールだけでなく症状・不安・病状の理解・コミュニケーションなど患者と家族の状態を包括的に評価する尺度である。
【試験対策ポイント】
| 評価法 | 測るもの | 方法 |
|---|---|---|
| VAS | 強さ | 本人が100mmの線上に示す |
| NRS | 強さ | 本人が0〜10の数字で答える |
| フェイス・スケール | 強さ | 本人が表情の絵を選ぶ |
| McGill疼痛質問票 | 性状など | 本人が言葉を選ぶ |
| Abbey pain scale | 痛みの有無・程度 | 評価者の観察 |
| STAS-J | 緩和ケアの包括的評価 | 医療者が評価 |
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