第53回 作業療法士国家試験 午前 第37問
作業療法評価学第53回午前
第53回 作業療法士国家試験 午前 第37問(作業療法評価学)の正答は 2 です。慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、息切れによる活動量の低下から下肢の筋力と持久力が落ち、さらに息切れが強まる悪循環が起こる。
問題
慢性閉塞性肺疾患の患者に対する指導として正しいのはどれか。
- 1. 低脂肪食が良い。
- 2. 下肢の運動を行う。 ✓
- 3. 洗髪動作は両手で行う。
- 4. 発症後は禁煙の必要はない。
- 5. インフルエンザワクチンは勧めない。
正答:2番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 54.5%参考値
22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 下肢の運動を行う。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、息切れによる活動量の低下から下肢の筋力と持久力が落ち、さらに息切れが強まる悪循環が起こる。下肢の持久力・筋力トレーニングは呼吸リハビリテーションの中心で、運動耐容能の改善が示されている。
【各選択肢の解説】
1. 低脂肪食が良い。
❌ 誤り。COPDでは呼吸に多くのエネルギーを使い、体重減少・栄養障害が起こりやすい。正しくは、高エネルギー・高たんぱくの食事とし、脂質は糖質に比べ同じエネルギー当たりの二酸化炭素の産生が少ないため、エネルギー源として利用する。
❌ 誤り。COPDでは呼吸に多くのエネルギーを使い、体重減少・栄養障害が起こりやすい。正しくは、高エネルギー・高たんぱくの食事とし、脂質は糖質に比べ同じエネルギー当たりの二酸化炭素の産生が少ないため、エネルギー源として利用する。
2. 下肢の運動を行う。
✅ 正しい。(=正答)歩行や自転車エルゴメータによる下肢の持久力トレーニングと筋力トレーニングで、同じ動作をしたときの息切れが軽くなり、運動耐容能とQOLが改善する。
✅ 正しい。(=正答)歩行や自転車エルゴメータによる下肢の持久力トレーニングと筋力トレーニングで、同じ動作をしたときの息切れが軽くなり、運動耐容能とQOLが改善する。
3. 洗髪動作は両手で行う。
❌ 誤り。両腕を上げたままの動作では、呼吸を補助する肩周りの筋が腕を支えるのに使われ、呼吸が苦しくなる。正しくは、肘を台につくなどして腕を支え、片手ずつ、息を吐きながら休憩を挟んで行う。
❌ 誤り。両腕を上げたままの動作では、呼吸を補助する肩周りの筋が腕を支えるのに使われ、呼吸が苦しくなる。正しくは、肘を台につくなどして腕を支え、片手ずつ、息を吐きながら休憩を挟んで行う。
4. 発症後は禁煙の必要はない。
❌ 誤り。喫煙はCOPDの最大の原因で、続けると呼吸機能の低下が進む。正しくは、発症後も禁煙が最も重要な治療で、どの病期でも禁煙を指導する。
❌ 誤り。喫煙はCOPDの最大の原因で、続けると呼吸機能の低下が進む。正しくは、発症後も禁煙が最も重要な治療で、どの病期でも禁煙を指導する。
5. インフルエンザワクチンは勧めない。
❌ 誤り。気道感染はCOPDの増悪の主な誘因である。正しくは、増悪を防ぐためインフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンの接種を勧める。
❌ 誤り。気道感染はCOPDの増悪の主な誘因である。正しくは、増悪を防ぐためインフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンの接種を勧める。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 指導 |
|---|---|
| 運動 | 下肢の持久力・筋力トレーニングが中心 |
| 栄養 | 高エネルギー・高たんぱく |
| 上肢の動作 | 腕を支えて片手ずつ・呼気に合わせる |
| 禁煙 | 発症後も必須 |
| 予防接種 | インフルエンザ・肺炎球菌 |
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