OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第53回 作業療法士国家試験 午前 第46問

臨床医学第53回午前

第53回 作業療法士国家試験 午前 第46問(臨床医学)の正答は 3 です。うつ病の回復初期は意欲や活動性が少し戻り始めるが、焦りによる過活動・再燃リスクが高い時期。

問題
うつ病の回復初期の患者への対応で最も適切なのはどれか。
  1. 1. 就労を勧める。
  2. 2. チームでのスポーツを勧める。
  3. 3. 休憩を早めにとるように勧める。
  4. 4. 物事は自分で判断するように促す。
  5. 5. 行動の結果の良し悪しを明確に伝える。

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 休憩を早めにとるように勧める

うつ病の回復初期は意欲や活動性が少し戻り始めるが、焦りによる過活動・再燃リスクが高い時期。疲れる前に早めに休息をとることで、過負荷を防ぎ安定した回復を促す。


【各選択肢の解説】

1. 就労を勧める。
❌ 不適切。就労は回復期後半〜復職準備段階の課題。回復初期に就労を勧めることは過負荷となり再燃リスクを高める。
2. チームでのスポーツを勧める。
❌ 不適切。チームスポーツは対人緊張・失敗への不安を生じさせやすい。回復初期には個人・低強度の活動が適切。
3. 休憩を早めにとるように勧める。
✅ 適切。「疲れを感じる前に休む」ことが回復初期の基本指導。疲労が蓄積すると再燃につながるため、早め早めの休息が重要。
4. 物事は自分で判断するように促す。
❌ 不適切。回復初期のうつ病患者は判断力が低下していることが多く、重要な意思決定を急がせることは負担となる。
5. 行動の結果の良し悪しを明確に伝える。
❌ 不適切。白黒思考が強いうつ病患者に対して評価の明確化は自己否定を強める可能性がある。

【試験対策ポイント】

うつ病回復初期の指導原則:過活動を防ぐ・焦りを制止する・早め休息・重要決定は先送り。「休養が治療」という意識の転換が重要。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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