OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第53回 作業療法士国家試験 午前 第45問

臨床医学第53回午前

第53回 作業療法士国家試験 午前 第45問(臨床医学)の正答は 4 です。緊張型統合失調症の昏迷(stupor)は、外界への反応消失・拒絶症・カタレプシーを特徴とし、重篤な身体合併症(低栄養・脱水)リスクが高い。

問題
緊張型統合失調症の昏迷の治療として用いられるのはどれか。
  1. 1. EMDR〈Eye Movement Desensitization and Reprocessing〉
  2. 2. NEAR〈Neuropsychological Educational Approach to Cognitive Remediation〉
  3. 3. TEACCH〈Treatment and Education of Autistic and Related Communication Handicapped Children〉
  4. 4. 電気けいれん療法
  5. 5. 曝露反応妨害法

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 電気けいれん療法

緊張型統合失調症の昏迷(stupor)は、外界への反応消失・拒絶症・カタレプシーを特徴とし、重篤な身体合併症(低栄養・脱水)リスクが高い。電気けいれん療法(ECT)は速効性があり、薬物療法が無効または困難な緊張型昏迷への有効な治療法。


【各選択肢の解説】

1. EMDR
❌ 誤り。EMDRはPTSDの治療法(眼球運動による脱感作と再処理)。統合失調症の昏迷には適応なし。
2. NEAR
❌ 誤り。NEARは精神障害者の認知機能改善のための認知リハビリテーションプログラム。昏迷への急性期治療ではない。
3. TEACCH
❌ 誤り。TEACCHは自閉症スペクトラム症の構造化教育プログラム。統合失調症の昏迷には無関係。
4. 電気けいれん療法
✅ 正しい。緊張型統合失調症の昏迷・興奮、重篤なうつ病の希死念慮、薬物抵抗性症例への有効な治療法。速効性・安全性が評価されている。
5. 曝露反応妨害法
❌ 誤り。曝露反応妨害法は強迫症(OCD)の治療法。昏迷への急性期治療ではない。

【試験対策ポイント】

ECTの適応:薬物抵抗性うつ病・緊張型統合失調症の昏迷・重篤な希死念慮・双極性障害の躁状態など。「緊張型昏迷=ECT」は頻出。各療法の疾患対応(EMDR→PTSD、TEACCH→ASD、曝露反応妨害→OCD)も整理する。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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