第53回 作業療法士国家試験 午後 第3問
臨床医学第53回午後
第53回 作業療法士国家試験 午後 第3問(臨床医学)の正答は 5 です。関節リウマチ(RA)では手指・手関節の変形・疼痛が主症状であり、自助具選択では「関節保護」「把持力の軽減」「尺側偏位の予防」が原則となる。
問題
関節リウマチ患者に選択する用具として適切でないのはどれか。
- 1. 長柄ブラシ
- 2. 台付き爪切り
- 3. プラットフォーム杖
- 4. グリップ包丁
- 5. マウススティック ✓
正答:5番
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解説
■ 正答:5番 — マウススティック
関節リウマチ(RA)では手指・手関節の変形・疼痛が主症状であり、自助具選択では「関節保護」「把持力の軽減」「尺側偏位の予防」が原則となる。マウススティックは口にくわえて使用する道具であり、RA患者の適応外である(頸椎病変リスクや口腔・顎関節への負担)。主に頸髄損傷など上肢機能全廃患者に用いる。
【各選択肢の解説】
1. 長柄ブラシ
✅ 適切。リーチを延長し、肩・肘への負担を軽減。関節保護の観点から有用。
✅ 適切。リーチを延長し、肩・肘への負担を軽減。関節保護の観点から有用。
2. 台付き爪切り
✅ 適切。台に固定されているため把持力不要。RA患者の手指変形があっても使用できる。
✅ 適切。台に固定されているため把持力不要。RA患者の手指変形があっても使用できる。
3. プラットフォーム杖
✅ 適切。前腕で体重を支えるため手関節・手指への荷重を回避できる。RA患者の移動補助に有用。
✅ 適切。前腕で体重を支えるため手関節・手指への荷重を回避できる。RA患者の移動補助に有用。
4. グリップ包丁
✅ 適切。グリップ形状により把持しやすく、手指の尺側偏位を助長しない設計。
✅ 適切。グリップ形状により把持しやすく、手指の尺側偏位を助長しない設計。
5. マウススティック
❌ 不適切。RAは上肢末梢の問題であり、口でくわえる用具は適応外。頸椎病変合併リスクもあり選択すべきでない。
❌ 不適切。RAは上肢末梢の問題であり、口でくわえる用具は適応外。頸椎病変合併リスクもあり選択すべきでない。
【試験対策ポイント】
RA患者の自助具選択の原則:
- 関節保護(荷重・把持力を減らす)
- 尺側偏位を助長しない
- 大関節で代償できる道具を選ぶ
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