第53回 作業療法士国家試験 午後 第12問
臨床医学第53回午後
第53回 作業療法士国家試験 午後 第12問(臨床医学)の正答は 5 です。図の背もたれ付き洗体椅子は、背もたれが上側(入口側)にあり、シャンプー用台に向かって座る配置である。
問題
48歳の男性。脳梗塞後の右片麻痺。発症から5か月経過。Brunnstrom法ステージは上肢、下肢ともにⅢ。T字杖で屋内歩行は自立しているが、疲労しやすく、すぐに椅子に腰掛ける。遠近感が分かりづらく、平地でつまずくことがある。自宅退院に向けた浴室の環境整備案を図に示す。設置する手すりとして必要でないのはどれか。
- 1. ①
- 2. ②
- 3. ③
- 4. ④
- 5. ⑤ ✓
正答:5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 16.7%参考値
12人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — ⑤
図の背もたれ付き洗体椅子は、背もたれが上側(入口側)にあり、シャンプー用台に向かって座る配置である。この向きに座ると、⑤の洗い場横手すりは本人の右側=麻痺側の壁にあり、右片麻痺(BrunnstromステージⅢ)の右手では使えない。洗体は背もたれ付きの椅子で座って行えるため、⑤は必要でない。
【各選択肢の解説】
1. ①
❌ 誤り。脱衣所から浴室への出入りの際につかまる縦手すりで、つまずきやすく遠近感がつかみにくい本人の出入りを支える。正しくは①は必要である。
❌ 誤り。脱衣所から浴室への出入りの際につかまる縦手すりで、つまずきやすく遠近感がつかみにくい本人の出入りを支える。正しくは①は必要である。
2. ②
❌ 誤り。浴槽の縁に置いたバスボードに座って浴槽へ入る際の支えになる手すりで、座ったまま安全に移乗するために使う。正しくは②は必要である。
❌ 誤り。浴槽の縁に置いたバスボードに座って浴槽へ入る際の支えになる手すりで、座ったまま安全に移乗するために使う。正しくは②は必要である。
3. ③
❌ 誤り。洗い場の縦手すりで、浴室内を移動するときや立ち座りのときにつかまり、立位を安定させる。正しくは③は必要である。
❌ 誤り。洗い場の縦手すりで、浴室内を移動するときや立ち座りのときにつかまり、立位を安定させる。正しくは③は必要である。
4. ④
❌ 誤り。浴槽の横手すりで、浴槽内のバスチェアからの立ち座りや、浴槽内での姿勢の保持に使う。正しくは④は必要である。
❌ 誤り。浴槽の横手すりで、浴槽内のバスチェアからの立ち座りや、浴槽内での姿勢の保持に使う。正しくは④は必要である。
5. ⑤
✅ 正しい。⑤は必要でない。洗体椅子に座った本人の右側(麻痺側)にあり、右手は使えないため支えとして役立たない。洗体椅子は背もたれ付きで座位は保てる。手すりは非麻痺側(左)の手でつかめる位置に付ける(=正答)。
✅ 正しい。⑤は必要でない。洗体椅子に座った本人の右側(麻痺側)にあり、右手は使えないため支えとして役立たない。洗体椅子は背もたれ付きで座位は保てる。手すりは非麻痺側(左)の手でつかめる位置に付ける(=正答)。
【試験対策ポイント】
片麻痺の住環境整備
- 手すりは非麻痺側の手でつかめる位置に付ける。麻痺側にある手すりは使えない
- 図の問題は、本人がどこに・どちら向きに座るか(背もたれ・水栓の位置)から左右を決める
- 疲れやすい人は座って行う(背もたれ付き洗体椅子・バスボード・バスチェア)
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