第53回 作業療法士国家試験 午後 第23問
作業療法評価学第53回午後
上肢の末梢神経障害でみられるのはどれか。
1. Barré 徴候
2. Froment 徴候
3. Kernig 徴候
4. Laségue 徴候
5. Romberg 徴候
- 1. Barré 徴候
- 2. Froment 徴候 ✓
- 3. Kernig 徴候
- 4. Laségue 徴候
- 5. Romberg 徴候
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — Froment 徴候
Froment徴候は尺骨神経麻痺を検出する身体診察法で、紙を把持させた際に母指IP関節が屈曲する現象です。上肢末梢神経障害の代表的な徴候です。
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【各選択肢の解説】
1. Barré 徴候
❌ 誤り。両上肢を前方に伸展させた姿勢で、麻痺側の腕が下垂する現象で、脳卒中などの中枢神経障害を検出します。
2. Froment 徴候
✅ 正しい。紙を両手で挟ませ引き抜く際、尺骨神経麻痺では母指IP関節が屈曲して紙を離さない現象で、上肢末梢神経障害の診察法です。
3. Kernig 徴候
❌ 誤り。髄膜炎の診察法で、仰臥位で股関節・膝関節を90度屈曲させた状態から膝を伸展させるとハムストリング部の抵抗感がみられます。
4. Laségue 徴候
❌ 誤り。仰臥位で下肢を挙上した際に放射痛が生じる現象で、腰部脊椎疾患の検査法です。下肢に関連する徴候です。
5. Romberg 徴候
❌ 誤り。両足を閉じて直立した際にバランスを失う現象で、脊髄後索障害などの中枢神経系疾患を検出します。
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【試験対策ポイント】
• Froment徴候:尺骨神経麻痺の診察法、母指IP関節屈曲が特徴
• Barré徴候:中枢神経障害、腕の下垂
• Kernig・Laségue・Romberg:いずれも中枢神経系または脊椎疾患関連