OTカコモン — 作業療法士国家試験 過去問・解説

第53回 作業療法士国家試験 午後 第30問

臨床医学第53回午後
心筋梗塞に特徴的な心電図所見で正しいのはどれか。 1. F波の出現 2. P波の増高 3. QRS波の脱落 4. PQ間隔の延長 5. 異常Q波の出現
  1. 1. F波の出現
  2. 2. P波の増高
  3. 3. QRS波の脱落
  4. 4. PQ間隔の延長
  5. 5. 異常Q波の出現 ✓

正答:5番

解説
■ 正答:5番 — 異常Q波の出現 心筋梗塞では梗塞部位の心筋壊死により、その部位からの電気活動が消失します。これにより対向する健常部位の電気活動のみが記録され、異常Q波(病的Q波)が出現することが心筋梗塞の特徴的かつ診断的価値の高い所見となります。 --- 【各選択肢の解説】 1. F波の出現 ❌ 誤り。F波は心房細動時の不規則な基線動揺であり、心筋梗塞の特徴的所見ではありません。 2. P波の増高 ❌ 誤り。P波の増高は肺性P波として肺疾患や慢性肺高血圧症に見られ、心筋梗塞に特異的ではありません。 3. QRS波の脱落 ❌ 誤り。QRS波全体が脱落することはなく、Q波が増大(異常Q波化)することが起こります。 4. PQ間隔の延長 ❌ 誤り。PQ間隔延長はAV伝導障害で見られ、心筋梗塞に特異的ではありません。ただし下壁梗塞ではAV結節梗塞によりPQ延長が生じることもあります。 5. 異常Q波の出現 ✅ 正しい。心筋梗塞の最も特徴的で診断的価値の高い所見であり、梗塞部位の心筋壊死を示します。 --- 【試験対策ポイント】 • 異常Q波:幅0.04秒以上、深さがR波の1/3以上が診断基準 • 異常Q波出現時間:梗塞発症後数日~数週間で出現 • 心筋梗塞の心電図進化過程:T波逆転→ST上昇→異常Q波出現→T波正常化
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