OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第53回 作業療法士国家試験 午後 第30問

臨床医学第53回午後

第53回 作業療法士国家試験 午後 第30問(臨床医学)の正答は 5 です。心筋梗塞では壊死した心筋が電気的に興奮しなくなり、その部位に向かう起電力が失われるため、対側の心筋の興奮が遠ざかる波として異常Q波が記録される。

問題
心筋梗塞に特徴的な心電図所見で正しいのはどれか。
  1. 1. F波の出現
  2. 2. P波の増高
  3. 3. QRS波の脱落
  4. 4. PQ間隔の延長
  5. 5. 異常Q波の出現 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 47.1%参考値

17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 異常Q波の出現

心筋梗塞では壊死した心筋が電気的に興奮しなくなり、その部位に向かう起電力が失われるため、対側の心筋の興奮が遠ざかる波として異常Q波が記録される。壊死を反映するので、発症後に出現して陳旧性になっても残る。


【各選択肢の解説】

1. F波の出現
❌ 誤り。正しくは、F波(鋸歯状の粗動波)は心房粗動の所見である。心房細動でみられる不規則な細かい波は小文字のf波(細動波)である。
2. P波の増高
❌ 誤り。正しくは、P波の増高(肺性P)は右房負荷の所見である。
3. QRS波の脱落
❌ 誤り。正しくは、P波に続くQRS波が脱落するのは2度房室ブロック(Wenckebach型・MobitzⅡ型)の所見である。
4. PQ間隔の延長
❌ 誤り。正しくは、PQ間隔の延長(0.20秒を超える)は房室伝導の遅れ=1度房室ブロックの所見である。
5. 異常Q波の出現
✅ 正しい。心筋壊死を反映する心筋梗塞に特徴的な所見で、幅0.04秒以上、深さがR波の1/4以上のQ波をいう。

【試験対策ポイント】

時期心電図の変化
超急性期T波の増高
急性期ST上昇、続いて異常Q波が出現
亜急性期冠性T波(陰性T波)
陳旧期異常Q波が残る
所見疾患
F波心房粗動
f波心房細動
P波増高右房負荷
QRS脱落2度房室ブロック
PQ延長1度房室ブロック
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