OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第53回 作業療法士国家試験 午後 第34問

身体障害作業療法第53回午後

第53回 作業療法士国家試験 午後 第34問(身体障害作業療法)の正答は 2 です。背側型コックアップスプリントの型紙作製では、装具の近位・遠位縁の基準点として骨性ランドマークをマーキングする。

問題
背側型コックアップ・スプリントの製作において、トレースし、型紙を作る方法として正しいのはどれか。
  1. 1. 紙の上に手背側を接地してトレースする。
  2. 2. 尺骨茎状突起の位置をマーキングする。
  3. 3. 全指の指尖をトレースする。
  4. 4. 前腕遠位1/4の位置をマーキングする。
  5. 5. 前腕部は前腕幅と同じ幅で型紙を取る。

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 尺骨茎状突起の位置をマーキングする。

背側型コックアップスプリントの型紙作製では、装具の近位・遠位縁の基準点として骨性ランドマークをマーキングする。尺骨茎状突起は手関節部の基準点として必須のマーキング部位である。


【各選択肢の解説】

1. 紙の上に手背側を接地してトレースする。
❌ 誤り。背側型(dorsal型)では手掌側を接地してトレースする(掌側から当てる場合)。ただし実際の製作方法によって手掌側をトレースする。
2. 尺骨茎状突起の位置をマーキングする。
✅ 正しい。手関節部の骨性ランドマークとして必須。
3. 全指の指尖をトレースする。
❌ 誤り。コックアップスプリントは手関節固定が目的で、通常は指尖まで含まない。
4. 前腕遠位1/4の位置をマーキングする。
❌ 誤り。前腕支持部は通常前腕長の2/3程度(近位縁の目安)を確保する。1/4では短すぎる。
5. 前腕部は前腕幅と同じ幅で型紙を取る。
❌ 誤り。前腕部の型紙幅は前腕周径の約2/3(前腕幅より広い)で取るのが一般的。同じ幅では側面がカバーできない。

【試験対策ポイント】

  • 背側型コックアップスプリント:橈骨神経麻痺(drop wrist)の固定に使用
  • 型紙製作のポイント:尺骨茎状突起・橈骨茎状突起のマーキングが基準
  • 前腕支持長:前腕長の2/3
  • 前腕部幅:前腕周径の2/3
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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