第53回 作業療法士国家試験 午後 第35問
作業療法評価学第53回午後
第53回 作業療法士国家試験 午後 第35問(作業療法評価学)の正答は 2 です。中等度の脊髄小脳変性症では、体幹・下肢の運動失調で歩行が不安定になり、転倒の危険が高い。
問題
重症度分類Ⅲ度(中等度)の脊髄小脳変性症の患者に対する生活指導で適切なのはどれか。
- 1. 筋力増強訓練は控える。
- 2. 家具の配置変更を検討する。 ✓
- 3. 歩隔をできるだけ狭くする。
- 4. 柄の細いスプーンを使用する。
- 5. 杖はできるだけ軽量なものを用いる。
正答:2番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 64.7%参考値
17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 家具の配置変更を検討する。
中等度の脊髄小脳変性症では、体幹・下肢の運動失調で歩行が不安定になり、転倒の危険が高い。生活指導では、伝い歩きできる動線の確保や障害物の除去など環境の調整で安全を確保する。失調への道具は「広い・太い・重い」で安定させるのが基本である。
【各選択肢の解説】
1. 筋力増強訓練は控える。
❌ 誤り。活動量が落ちると廃用性の筋力低下が加わり、歩行がさらに不安定になる。正しくは、筋力の維持・増強訓練を続ける。
❌ 誤り。活動量が落ちると廃用性の筋力低下が加わり、歩行がさらに不安定になる。正しくは、筋力の維持・増強訓練を続ける。
2. 家具の配置変更を検討する。
✅ 正しい。つかまりながら移動できる位置に家具を置き、通路の障害物を除くことで、ふらつきによる転倒を防ぎつつ自分で移動できる範囲を保てる。
✅ 正しい。つかまりながら移動できる位置に家具を置き、通路の障害物を除くことで、ふらつきによる転倒を防ぎつつ自分で移動できる範囲を保てる。
3. 歩隔をできるだけ狭くする。
❌ 誤り。歩隔を狭くすると支持基底面が狭まり、失調による動揺で転倒しやすくなる。正しくは、歩隔を広めにとって支持基底面を広げる。
❌ 誤り。歩隔を狭くすると支持基底面が狭まり、失調による動揺で転倒しやすくなる。正しくは、歩隔を広めにとって支持基底面を広げる。
4. 柄の細いスプーンを使用する。
❌ 誤り。細い柄は握りにくく、失調による揺れの影響を受けやすい。正しくは、柄の太いスプーンや、重りを付けた食器具を使う。
❌ 誤り。細い柄は握りにくく、失調による揺れの影響を受けやすい。正しくは、柄の太いスプーンや、重りを付けた食器具を使う。
5. 杖はできるだけ軽量なものを用いる。
❌ 誤り。軽い杖は振れやすく、突く位置が定まりにくい。正しくは、適度な重さのある杖(重りを付けた杖など)を用いて振れを抑える。
❌ 誤り。軽い杖は振れやすく、突く位置が定まりにくい。正しくは、適度な重さのある杖(重りを付けた杖など)を用いて振れを抑える。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 失調症状への対応 |
|---|---|
| 歩隔 | 広めにとる |
| 食器具 | 柄が太い・重りつき |
| 杖 | 重さのあるもの |
| 環境 | 家具の配置・手すり・障害物の除去 |
| 運動 | 筋力の維持(廃用を防ぐ) |
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