第53回 作業療法士国家試験 午後 第66問
生理学第53回午後
第53回 作業療法士国家試験 午後 第66問(生理学)の正答は 4 です。エリスロポエチンは主に腎臓(尿細管周囲の間質細胞)でつくられ、骨髄の赤血球産生を促すホルモンである。
問題
エリスロポエチンの産生を促進するのはどれか。
- 1. 血圧の低下
- 2. 血糖値の低下
- 3. 腎機能の低下
- 4. 動脈血酸素分圧の低下 ✓
- 5. 血中カルシウム濃度の低下
正答:4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 30.8%参考値
26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 動脈血酸素分圧の低下
エリスロポエチンは主に腎臓(尿細管周囲の間質細胞)でつくられ、骨髄の赤血球産生を促すホルモンである。組織の酸素不足を感知すると産生が増え、赤血球を増やして酸素運搬能を回復させる。
【各選択肢の解説】
1. 血圧の低下
❌ 誤り。正しくは、血圧(腎灌流圧)の低下で分泌が増えるのは、腎臓の傍糸球体細胞が出すレニン。
❌ 誤り。正しくは、血圧(腎灌流圧)の低下で分泌が増えるのは、腎臓の傍糸球体細胞が出すレニン。
2. 血糖値の低下
❌ 誤り。正しくは、血糖値の低下で分泌が増えるのはグルカゴン・アドレナリン・コルチゾール・成長ホルモンなど。
❌ 誤り。正しくは、血糖値の低下で分泌が増えるのはグルカゴン・アドレナリン・コルチゾール・成長ホルモンなど。
3. 腎機能の低下
❌ 誤り。正しくは、腎機能が落ちると産生細胞も減り、エリスロポエチンの産生は低下する。これが慢性腎臓病の腎性貧血の原因となる。
❌ 誤り。正しくは、腎機能が落ちると産生細胞も減り、エリスロポエチンの産生は低下する。これが慢性腎臓病の腎性貧血の原因となる。
4. 動脈血酸素分圧の低下
✅ 正しい。低酸素で腎臓の組織酸素が減ると、低酸素誘導因子(HIF)を介してエリスロポエチン遺伝子の発現が高まる。高地滞在・慢性呼吸不全で赤血球が増えるのはこのため。
✅ 正しい。低酸素で腎臓の組織酸素が減ると、低酸素誘導因子(HIF)を介してエリスロポエチン遺伝子の発現が高まる。高地滞在・慢性呼吸不全で赤血球が増えるのはこのため。
5. 血中カルシウム濃度の低下
❌ 誤り。正しくは、血中カルシウム濃度の低下で分泌が増えるのは副甲状腺ホルモン(PTH)。
❌ 誤り。正しくは、血中カルシウム濃度の低下で分泌が増えるのは副甲状腺ホルモン(PTH)。
【試験対策ポイント】
| 刺激 | 増えるホルモン | 主な分泌部位 |
|---|---|---|
| 低酸素 | エリスロポエチン | 腎臓(尿細管周囲間質細胞) |
| 血圧低下 | レニン | 腎臓(傍糸球体細胞) |
| 低血糖 | グルカゴン | 膵臓ランゲルハンス島α細胞 |
| 低カルシウム | PTH | 副甲状腺 |
腎臓は「レニン」と「エリスロポエチン」の両方を出すが、出す細胞と刺激が違う。
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