第53回 作業療法士国家試験 午後 第72問
運動学第53回午後
第53回 作業療法士国家試験 午後 第72問(運動学)の正答は 2・3 です。横断面は、まず脛骨・腓骨と下腿骨間膜を見つけ、膜の前か後ろか、何層目かで筋を決める。
問題
下腿中央の横断面を図に示す。矢印の筋の作用で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 膝関節の屈曲
- 2. 足の底屈 ✓
- 3. 足の内がえし ✓
- 4. 母指の屈曲
- 5. 第2〜5指の屈曲
正答:2・3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 60%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2・3番 — 足の底屈・足の内がえし
図は下腿中央の横断面。矢印の筋は下腿骨間膜のすぐ後ろ、脛骨と腓骨の間の最も深い層にある。この位置にあるのは後脛骨筋で、底屈と内がえしに働く。
【各選択肢の解説】
1. 膝関節の屈曲
❌ 誤り。後脛骨筋は脛骨・腓骨・下腿骨間膜から起こり、膝関節をまたがない。正しくは、下腿後面で膝屈曲に働くのは大腿骨から起こる腓腹筋(と膝窩筋・足底筋)。
❌ 誤り。後脛骨筋は脛骨・腓骨・下腿骨間膜から起こり、膝関節をまたがない。正しくは、下腿後面で膝屈曲に働くのは大腿骨から起こる腓腹筋(と膝窩筋・足底筋)。
2. 足の底屈
✅ 正しい。後脛骨筋の腱は内果の後ろを通って足底へ回るため、足関節の運動軸より後方を通り底屈に働く。
✅ 正しい。後脛骨筋の腱は内果の後ろを通って足底へ回るため、足関節の運動軸より後方を通り底屈に働く。
3. 足の内がえし
✅ 正しい。腱は内果の後ろから舟状骨粗面・楔状骨などの足底内側に付くため、足の内側縁を引き上げて内がえしに働く。
✅ 正しい。腱は内果の後ろから舟状骨粗面・楔状骨などの足底内側に付くため、足の内側縁を引き上げて内がえしに働く。
4. 母指の屈曲
❌ 誤り。正しくは、母趾(国試では母指)の屈曲は長母趾屈筋(長母指屈筋)の作用。後脛骨筋は趾には付かない。
❌ 誤り。正しくは、母趾(国試では母指)の屈曲は長母趾屈筋(長母指屈筋)の作用。後脛骨筋は趾には付かない。
5. 第2〜5指の屈曲
❌ 誤り。正しくは、第2〜5趾(国試では指)の屈曲は長趾屈筋(長指屈筋)の作用。
❌ 誤り。正しくは、第2〜5趾(国試では指)の屈曲は長趾屈筋(長指屈筋)の作用。
【試験対策ポイント】
| 筋 | 層 | 主な作用 |
|---|---|---|
| 後脛骨筋 | 深層(骨間膜の直後) | 底屈・内がえし |
| 長趾屈筋 | 深層 | 第2〜5趾屈曲・底屈 |
| 長母趾屈筋 | 深層 | 母趾屈曲・底屈 |
| ヒラメ筋 | 浅層 | 底屈 |
| 腓腹筋 | 浅層(最も後ろ) | 底屈・膝屈曲 |
横断面は、まず脛骨・腓骨と下腿骨間膜を見つけ、膜の前か後ろか、何層目かで筋を決める。
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