第53回 作業療法士国家試験 午後 第88問
臨床医学第53回午後
Parkinson病について正しいのはどれか。
1. 喫煙者に多い。
2. 再発と寛解とを繰り返す。
3. 孤発性症例が家族性症例より多い。
4. 30〜40歳代での発症が最多である。
5. 我が国の有病率はAlzheimer病より多い。
- 1. 喫煙者に多い。
- 2. 再発と寛解とを繰り返す。
- 3. 孤発性症例が家族性症例より多い。 ✓
- 4. 30〜40歳代での発症が最多である。
- 5. 我が国の有病率はAlzheimer病より多い。
正答:3番
解説
■ 正答:3番 — 孤発性症例が家族性症例より多い。
Parkinson病の大多数は孤発性(遺伝的背景なく発症)であり、家族性症例は約5~10%に過ぎません。この特徴はParkinson病の疫学的な重要な特性です。
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【各選択肢の解説】
1. 喫煙者に多い。
❌ 誤り。むしろ喫煙者にはParkinson病の発症が少ないという疫学的報告があり、逆説的な関連性が知られています。
2. 再発と寛解とを繰り返す。
❌ 誤り。Parkinson病は神経変性疾患であり、進行性です。再発と寛解を繰り返すのは多発性硬化症など再発性疾患の特徴です。
3. 孤発性症例が家族性症例より多い。
✅ 正しい。Parkinson病の約90~95%は孤発性で、家族性は5~10%に限定されます。
4. 30〜40歳代での発症が最多である。
❌ 誤り。Parkinson病は加齢に伴う神経変性疾患で、60歳以上での発症が圧倒的多数派です。若年発症(40歳未満)は全体の約5%に過ぎません。
5. 我が国の有病率はAlzheimer病より多い。
❌ 誤り。Alzheimer病の有病率がParkinson病より高く、認知症疾患の中ではAlzheimer病が最も一般的です。
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【試験対策ポイント】
• Parkinson病の約90%以上は孤発性(非遺伝)
• 発症ピーク年齢:60歳以上
• 神経変性疾患のため進行性で、再発寛解なし