第53回 作業療法士国家試験 午後 第97問
生理学第53回午後
第53回 作業療法士国家試験 午後 第97問(生理学)の正答は 2 です。笑い・驚き・喜びなどの強い情動をきっかけに、意識を保ったまま膝や顔の筋の力が急に抜けるのが情動脱力発作(カタプレキシー)で、ナルコレプシーに特徴的である。
問題
驚きなどの情動によって脱力発作が誘発されるのはどれか。
- 1. 睡眠時驚愕症
- 2. ナルコレプシー ✓
- 3. むずむず脚症候群
- 4. レム睡眠行動障害
- 5. 睡眠時無呼吸症候群
正答:2番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 43.3%難問
30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — ナルコレプシー
笑い・驚き・喜びなどの強い情動をきっかけに、意識を保ったまま膝や顔の筋の力が急に抜けるのが情動脱力発作(カタプレキシー)で、ナルコレプシーに特徴的である。REM睡眠に伴う筋緊張の消失が覚醒中に出てしまう現象と考えられている。
【各選択肢の解説】
1. 睡眠時驚愕症
❌ 誤り。情動による脱力は起こさない。正しくは主に小児で、ノンレム睡眠(深い睡眠)中に突然叫び声をあげて起き、強い恐怖と自律神経症状を示す睡眠時随伴症(夜驚症)で、本人は覚えていないことが多い。
❌ 誤り。情動による脱力は起こさない。正しくは主に小児で、ノンレム睡眠(深い睡眠)中に突然叫び声をあげて起き、強い恐怖と自律神経症状を示す睡眠時随伴症(夜驚症)で、本人は覚えていないことが多い。
2. ナルコレプシー
✅ 正しい。視床下部のオレキシン(ヒポクレチン)神経の脱落によって覚醒とREM睡眠の調節が崩れ、REM睡眠の筋緊張消失が覚醒中に情動を引き金として出る。
✅ 正しい。視床下部のオレキシン(ヒポクレチン)神経の脱落によって覚醒とREM睡眠の調節が崩れ、REM睡眠の筋緊張消失が覚醒中に情動を引き金として出る。
3. むずむず脚症候群
❌ 誤り。正しくは夕方から夜の安静時に下肢の不快感と動かしたい衝動が起こり、動かすと軽くなる病態で、入眠障害の原因になる。
❌ 誤り。正しくは夕方から夜の安静時に下肢の不快感と動かしたい衝動が起こり、動かすと軽くなる病態で、入眠障害の原因になる。
4. レム睡眠行動障害
❌ 誤り。脱力とは逆の現象である。正しくは本来REM睡眠中に起こる筋緊張の消失が起こらず、夢の内容どおりに叫んだり手足を動かしたりする。Parkinson病などに先行することがある。
❌ 誤り。脱力とは逆の現象である。正しくは本来REM睡眠中に起こる筋緊張の消失が起こらず、夢の内容どおりに叫んだり手足を動かしたりする。Parkinson病などに先行することがある。
5. 睡眠時無呼吸症候群
❌ 誤り。正しくは睡眠中の無呼吸・低呼吸といびきを繰り返し、日中の眠気を来す病態で、情動による脱力は起こらない。
❌ 誤り。正しくは睡眠中の無呼吸・低呼吸といびきを繰り返し、日中の眠気を来す病態で、情動による脱力は起こらない。
【試験対策ポイント】
ナルコレプシーの4徴
1. 日中の耐えがたい眠気(睡眠発作)
2. 情動脱力発作(カタプレキシー)
3. 入眠時幻覚
4. 睡眠麻痺(金縛り)
| 疾患 | 見分けるキーワード |
|---|---|
| ナルコレプシー | 情動で脱力 |
| レム睡眠行動障害 | 夢の内容どおりに動く |
| 睡眠時驚愕症 | 小児・ノンレム睡眠中に叫んで起きる |
| むずむず脚症候群 | 夜の下肢の不快感 |
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