OTカコモン — 作業療法士国家試験 過去問・解説

第53回 作業療法士国家試験 午後 第99問

地域作業療法学第53回午後
ACT〈assertive community treatment〉について正しいのはどれか。2つ選べ。 1. 医師を中心としたチームを組む。 2. 毎日24時間のサービス提供体制である。 3. 短時間であっても頻回に利用者への訪問を行う。 4. スタッフ1人当たりのケースを50人程度にする。 5. 地域生活が安定した軽度の精神障害者を対象とする。
  1. 1. 医師を中心としたチームを組む。
  2. 2. 毎日24時間のサービス提供体制である。 ✓
  3. 3. 短時間であっても頻回に利用者への訪問を行う。 ✓
  4. 4. スタッフ1人当たりのケースを50人程度にする。
  5. 5. 地域生活が安定した軽度の精神障害者を対象とする。

正答:2・3番

解説
■ 正答:2番・3番 — 毎日24時間のサービス提供体制である/短時間であっても頻回に利用者への訪問を行う ACT(アサーティブ・コミュニティ・トリートメント)は、重度の精神障害者を対象とした集約的な訪問支援プログラムです。24時間体制で対応可能であり、頻繁な訪問により安定した地域生活を支援することが特徴です。 --- 1. 医師を中心としたチームを組む。 ❌ 誤り。医師を含む多職種チーム(精神保健福祉士、看護師、心理士など)で構成され、医師が中心ではなく、チーム全体でアプローチします。 2. 毎日24時間のサービス提供体制である。 ✅ 正しい。ACTは24時間体制でいつでも対応可能な集約的支援を提供するのが大きな特徴です。 3. 短時間であっても頻回に利用者への訪問を行う。 ✅ 正しい。利用者の住まいや地域での活動の場に頻繁に訪問し、きめ細かい支援を行うことがACTの基本戦略です。 4. スタッフ1人当たりのケースを50人程度にする。 ❌ 誤り。ACTは集約的支援であるため、スタッフ1人当たり約10~15人程度のケースロードが標準です。50人は過多です。 5. 地域生活が安定した軽度の精神障害者を対象とする。 ❌ 誤り。むしろ地域生活が不安定な重度の精神障害者(統合失調症や重度うつ病など)を対象としています。 --- 試験対策ポイント: • ACTは24時間体制・多職種チーム・頻回訪問が3大特徴 • スタッフ1人当たり10~15人のケースロード管理が基本 • 対象者は重度精神障害で地域生活困難な者
関連

▶ 第53回 全問一覧

▶ 地域作業療法学 の過去問一覧