OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第53回 作業療法士国家試験 午後 第100問

臨床医学第53回午後

第53回 作業療法士国家試験 午後 第100問(臨床医学)の正答は 5 です。

問題
うつ病の患者への対応として適切でないのはどれか。
  1. 1. 急性期には休息をとらせる。
  2. 2. 自殺しないように約束させる。
  3. 3. 重要な問題の決定を先延ばしさせる。
  4. 4. 抗うつ薬の副作用について説明する。
  5. 5. うつ病であることを伝えずに伏せておく。 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 61.1%参考値

18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
👥 読者の報告をもとに修正済み(2026-09-15)— ご指摘ありがとうございました
■ 正答:5番 — うつ病であることを伝えずに伏せておく。

否定設問。うつ病の治療では、病気であること・治ること・治療の見通しを伝える心理教育が治療の柱の一つである。診断を伏せると本人は休養や服薬の必要性を理解できず、「怠けている」という自責も強まるため、5が適切でない対応にあたる。


【各選択肢の解説】

1. 急性期には休息をとらせる。
✅ 正しい(適切な対応)。急性期の原則は休養・薬物療法・心理教育であり、この時期に叱咤激励や過度な活動を課すことは避ける。
2. 自殺しないように約束させる。
✅ 正しい(国試では適切な対応とされる)。希死念慮を直接尋ねて確認し、次に会うまで自殺しないことを約束してもらう関わりは、本人が死にたい気持ちを打ち明け、援助者とつながるきっかけになる。ただし約束だけで安全が保証されるわけではなく、約束に頼らず危険性の評価・見守り・主治医との連携を合わせて行う。
3. 重要な問題の決定を先延ばしさせる。
✅ 正しい(適切な対応)。うつ病の急性期は悲観的な認知と判断力の低下があるため、退職・離婚などの重大な決定は回復後に先送りさせるのが原則である。
4. 抗うつ薬の副作用について説明する。
✅ 正しい(適切な対応)。抗うつ薬は効果が出るまでに2〜4週かかり、初期に消化器症状などが出やすい。事前の説明が自己中断の予防になる。
5. うつ病であることを伝えずに伏せておく。
❌ 誤り(=正答)。診断を伏せると自責を強め、休養や服薬の必要性も理解されない。正しくはうつ病であることを本人に伝え、心理教育を行うのが適切な対応である。

【試験対策ポイント】

うつ病急性期の原則

  • 十分な休養/安易な励ましをしない/重大な決定を先延ばしさせる
  • 心理教育(病気であること・治ること・薬の効き方と副作用)を行う
  • 希死念慮は必ず直接確認する(尋ねることで自殺を誘発しない)
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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