第54回 作業療法士国家試験 午前 第2問
作業療法評価学第54回午前
第54回 作業療法士国家試験 午前 第2問(作業療法評価学)の正答は 2 です。画像は色鉛筆を用いた塗り絵(ぬりえ)場面である。
問題
作業場面(別冊No. 1)を別に示す。この作業分析で正しいのはどれか。
- 1. 絵画と比べて自由度が高い。
- 2. いつでも作業を中断・再開できる。 ✓
- 3. 情緒反応として攻撃性が出現しやすい。
- 4. 主とした関節運動は手関節屈曲・伸展である。
- 5. 肩関節筋力増強を目的に作業を段階付けることができる。
正答:2番
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解説
■ 正答:2番 — いつでも作業を中断・再開できる。
画像は色鉛筆を用いた塗り絵(ぬりえ)場面である。塗り絵はどこで中断しても作業の状態が保たれ、いつでも再開できるという特性を持つ。
【各選択肢の解説】
1. 絵画と比べて自由度が高い。
❌ 誤り。塗り絵はあらかじめ輪郭が決まっており、白紙から描く絵画より自由度は低い。
❌ 誤り。塗り絵はあらかじめ輪郭が決まっており、白紙から描く絵画より自由度は低い。
2. いつでも作業を中断・再開できる。
✅ 正しい。塗り絵は途中で止めても作品の状態がそのまま残り、続きから再開できる。集中力持続が困難な患者への適用がしやすい。
✅ 正しい。塗り絵は途中で止めても作品の状態がそのまま残り、続きから再開できる。集中力持続が困難な患者への適用がしやすい。
3. 情緒反応として攻撃性が出現しやすい。
❌ 誤り。塗り絵は穏やかで反復的な動作が中心であり、攻撃性よりも鎮静・集中効果が期待される。
❌ 誤り。塗り絵は穏やかで反復的な動作が中心であり、攻撃性よりも鎮静・集中効果が期待される。
4. 主とした関節運動は手関節屈曲・伸展である。
❌ 誤り。色鉛筆での塗り絵では、主に手指のMP・IP関節屈曲伸展と前腕回内外が中心となる。手関節は安定保持に使われることが多い。
❌ 誤り。色鉛筆での塗り絵では、主に手指のMP・IP関節屈曲伸展と前腕回内外が中心となる。手関節は安定保持に使われることが多い。
5. 肩関節筋力増強を目的に作業を段階付けることができる。
❌ 誤り。塗り絵の段階付けは手指巧緻性や集中時間の調整が主であり、肩関節への負荷増大には不向きな作業である。
❌ 誤り。塗り絵の段階付けは手指巧緻性や集中時間の調整が主であり、肩関節への負荷増大には不向きな作業である。
【試験対策ポイント】
作業分析の問題では「その作業に固有の特性」を問う。塗り絵の特徴は①中断・再開が容易、②自由度が低い(構造化されている)、③反復動作・手指巧緻性向上に適する、④攻撃性は出にくいの4点を押さえる。絵画・革細工・陶芸など他作業との比較問題で混同しやすいため整理しておくこと。
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