第54回 作業療法士国家試験 午前 第10問
臨床医学第54回午前
第54回 作業療法士国家試験 午前 第10問(臨床医学)の正答は 2 です。肘伸展を誘発する活動かどうかを、それぞれの図で肘が伸びる方向に力を出しているかで見分ける。
問題
68歳の女性。発症後2か月の脳卒中右片麻痺患者。Brunnstrom法ステージは上肢Ⅳ。上肢の伸筋群に随意的な関節運動が認められるようになった。肘伸展を誘発するための作業療法で適切でないのはどれか。
- 1. 図1
- 2. 図2 ✓
- 3. 図3
- 4. 図4
- 5. 図5
正答:2番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 50%参考値
16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 図2
肘伸展を誘発する活動かどうかを、それぞれの図で肘が伸びる方向に力を出しているかで見分ける。図2は肋木の段を握り、上方への矢印のとおり腕で体を引き上げて立ち上がる動作で、肘屈曲(引く)の力を使うため、肘伸展の誘発として適切でない。
【各選択肢の解説】
1. 図1
✅ 正しい。背臥位で上肢を挙上し、吊るしたボールを手で押し出している。重力の影響を減らした肢位で、肘を伸ばして押す運動になる。
✅ 正しい。背臥位で上肢を挙上し、吊るしたボールを手で押し出している。重力の影響を減らした肢位で、肘を伸ばして押す運動になる。
2. 図2
❌ 誤り(=正答・適切でない)。肋木を握って体を引き上げる動作は肘屈曲で引く力が中心で、屈筋共同運動を強めやすい。正しくは、肘伸展を誘発するには押す・体重を支えるなど肘を伸ばす方向に力を出す活動を選ぶ。
❌ 誤り(=正答・適切でない)。肋木を握って体を引き上げる動作は肘屈曲で引く力が中心で、屈筋共同運動を強めやすい。正しくは、肘伸展を誘発するには押す・体重を支えるなど肘を伸ばす方向に力を出す活動を選ぶ。
3. 図3
✅ 正しい。座位で机上の布(板)を前方へ押し出しており、肩屈曲とともに肘伸展が起こる。机に上肢をのせて行うので腕の重さの負担が少ない。
✅ 正しい。座位で机上の布(板)を前方へ押し出しており、肩屈曲とともに肘伸展が起こる。机に上肢をのせて行うので腕の重さの負担が少ない。
4. 図4
✅ 正しい。両手でボールを持ち、矢印の方向へ押し出す動作で、肘伸展が起こる。両手で行うため、非麻痺側が麻痺側の運動を導く。
✅ 正しい。両手でボールを持ち、矢印の方向へ押し出す動作で、肘伸展が起こる。両手で行うため、非麻痺側が麻痺側の運動を導く。
5. 図5
✅ 正しい。立位で机に手をつき、上肢で体重を支えている。体重を受けることで肘伸筋の活動が促される。
✅ 正しい。立位で机に手をつき、上肢で体重を支えている。体重を受けることで肘伸筋の活動が促される。
【試験対策ポイント】
- 肘伸展を促す活動=押す・前方へリーチする・上肢で体重を支える
- 「握って引く」活動は肘屈曲を使い、屈筋共同運動を強めやすい
- Brunnstromステージ:Ⅲ=共同運動が随意的に可能、Ⅳ=共同運動から一部分離した運動が可能
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