OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第54回 作業療法士国家試験 午前 第25問

作業療法評価学第54回午前

第54回 作業療法士国家試験 午前 第25問(作業療法評価学)の正答は 1 です。体位排痰法では、痰のたまった肺区域を上に、その区域の気管支を下に向く体位をとり、重力で痰を中枢側へ流す。

問題
前傾側臥位で排痰を行うのはどれか。
  1. 1. 後上葉区 ✓
  2. 2. 前上葉区
  3. 3. 前肺底区
  4. 4. 肺尖区
  5. 5. 上舌区

正答:1番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 23.1%参考値

13人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 後上葉区

体位排痰法では、痰のたまった肺区域を上に、その区域の気管支を下に向く体位をとり、重力で痰を中枢側へ流す。後上葉区(S2)は上葉の背側にあるため、腹臥位側へ傾けた前傾側臥位で背側が上になる。


【各選択肢の解説】

1. 後上葉区
✅ 正しい。後上葉区は上葉の後方にある。側臥位から前方(腹側)へ傾けると背側が上になり、後上葉区の気管支が下を向いて排痰が促される。
2. 前上葉区
❌ 誤り。前上葉区は上葉の前方(腹側)にあり、前傾側臥位では下になってしまう。正しくは背臥位で排痰する。
3. 前肺底区
❌ 誤り。前肺底区は下葉の前方にある。正しくは背臥位で排痰する(従来の排痰体位では下肢を挙げた頭低位の背臥位)。
4. 肺尖区
❌ 誤り。肺尖区は肺の最上部にあり、上半身を起こすと気管支が下を向く。正しくは座位(またはファウラー位)で排痰する。
5. 上舌区
❌ 誤り。舌区は左上葉の前方にあり、前傾側臥位では下になってしまう。正しくは、右側臥位から後方へ傾けた後傾側臥位で排痰する。

【試験対策ポイント】

排痰したい区域そのものを上にする。背側の区域は背側を上にするため前へ傾け(前傾側臥位)、腹側の区域は腹側を上にするため後ろへ傾ける(後傾側臥位・背臥位)。

区域体位
肺尖区座位
前上葉区・前肺底区背臥位
後上葉区前傾側臥位
中葉・舌区後傾側臥位
上下葉区(S6)腹臥位
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