OTカコモン — 作業療法士国家試験 過去問・解説

第54回 作業療法士国家試験 午前 第34問

作業療法評価学第54回午前
二分脊椎症児の歩行能力においてHofferの分類におけるCA杖歩行群の麻痺レベルと合致するSharrardの分類はどれか。 1. Ⅰ群 2. Ⅱ群 3. Ⅲ群 4. Ⅳ群 5. Ⅴ群
  1. 1. Ⅰ群
  2. 2. Ⅱ群
  3. 3. Ⅲ群 ✓
  4. 4. Ⅳ群
  5. 5. Ⅴ群

正答:3番

解説
■ 正答:3番 — Ⅲ群 Hofferの分類におけるCA杖歩行群は、腰椎レベルの麻痺を持つ児が対象であり、これはSharrardの分類Ⅲ群(L3~L4レベル)に相当します。この機能レベルでは股関節屈曲・伸展と膝関節伸展が部分的に保持されているため、補装具(CA杖)を使用した歩行が可能になります。 --- 【各選択肢の解説】 1. Ⅰ群 ❌ 誤り。Ⅰ群は胸椎レベルの高位麻痺で、体幹・骨盤の安定性が失われており、補装具歩行のみで杖によるCA歩行は困難です。 2. Ⅱ群 ❌ 誤り。Ⅱ群は腰椎高位(L1~L2)レベルの麻痺で、下肢の機能がより低下しているため、通常は下肢装具での歩行となります。 3. Ⅲ群 ✅ 正しい。L3~L4レベルの麻痺で、股関節屈曲と膝伸展機能が比較的保持されており、CA杖を使用した機能的歩行が可能な機能レベルです。 4. Ⅳ群 ❌ 誤り。Ⅳ群はL5レベルで、より多くの下肢機能を保持しており、杖を使用しない自立歩行が可能です。 5. Ⅴ群 ❌ 誤り。Ⅴ群は仙椎レベルで、ほぼ正常に近い歩行機能を有し、補装具や杖の必要性がありません。 --- 【試験対策ポイント】 - Hofferの分類:実際の歩行能力で分類(実用群・CA杖歩行群・下肢装具群・寝たきり群) - Sharrardの分類:麻痺レベル(神経学的機能)で分類(Ⅰ群~Ⅴ群) - CA杖歩行群=腰椎中位(L3~L4)=Sharrard分類Ⅲ群が対応
関連

▶ 第54回 全問一覧

▶ 作業療法評価学 の過去問一覧