第54回 作業療法士国家試験 午前 第38問
リハビリテーション医学第54回午前
第54回 作業療法士国家試験 午前 第38問(リハビリテーション医学)の正答は 3 です。厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類(8段階)のステージ8は「座位の保持も不可能で、常時臥床状態」である。
問題
厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類によるステージ8のDuchenne型筋ジストロフィー患者に使用する補装具で適切なのはどれか。
- 1. 頭部保護帽
- 2. 標準型車椅子
- 3. 座位保持装置 ✓
- 4. PCW〈postural control walker〉
- 5. 四輪型サドル付き歩行器
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 38.9%参考値
18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 座位保持装置
厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類(8段階)のステージ8は「座位の保持も不可能で、常時臥床状態」である。自力で座れないため、体幹・頭部を支えて座位をとらせる座位保持装置が適切である。
【各選択肢の解説】
1. 頭部保護帽
❌ 誤り。頭部保護帽は、転倒の危険がある人の頭部を守るためのものである。正しくは、歩行やいざりで移動し転倒しうる時期に検討するもので、常時臥床のステージ8では不要である。
❌ 誤り。頭部保護帽は、転倒の危険がある人の頭部を守るためのものである。正しくは、歩行やいざりで移動し転倒しうる時期に検討するもので、常時臥床のステージ8では不要である。
2. 標準型車椅子
❌ 誤り。標準型車椅子は自分で座位を保てることが前提で、体幹や頭部を支える機能がない。正しくは、ステージ8では体幹・頭部を支える座位保持の機能を備えたものが必要になる。
❌ 誤り。標準型車椅子は自分で座位を保てることが前提で、体幹や頭部を支える機能がない。正しくは、ステージ8では体幹・頭部を支える座位保持の機能を備えたものが必要になる。
3. 座位保持装置
✅ 正しい。体幹・頭部を支えて座位をとらせることで、臥床が続くことによる姿勢の崩れを防ぎ、周囲を見たり手を使ったりする活動の機会をつくる。
✅ 正しい。体幹・頭部を支えて座位をとらせることで、臥床が続くことによる姿勢の崩れを防ぎ、周囲を見たり手を使ったりする活動の機会をつくる。
4. PCW〈postural control walker〉
❌ 誤り。PCWは体の後方に置いて使う歩行器で、立位と歩行の能力が前提となる。正しくは、主に脳性麻痺児などの歩行練習に用いられ、臥床状態のステージ8では使えない。
❌ 誤り。PCWは体の後方に置いて使う歩行器で、立位と歩行の能力が前提となる。正しくは、主に脳性麻痺児などの歩行練習に用いられ、臥床状態のステージ8では使えない。
5. 四輪型サドル付き歩行器
❌ 誤り。サドルにまたがって体重を一部支えながら歩く歩行器で、下肢で床を蹴って進む能力が前提となる。正しくは、歩行能力が残っている段階で用いる。
❌ 誤り。サドルにまたがって体重を一部支えながら歩く歩行器で、下肢で床を蹴って進む能力が前提となる。正しくは、歩行能力が残っている段階で用いる。
【試験対策ポイント】
| ステージ | 状態 |
|---|---|
| 1〜2 | 階段昇降可能(2は手すり等が必要) |
| 3 | いすから起立可能 |
| 4 | 歩行可能 |
| 5 | 起立歩行不可、四つ這い可能 |
| 6 | 四つ這い不可、いざり這行可能 |
| 7 | いざり這行不可、座位保持可能 |
| 8 | 座位保持不可、常時臥床 |
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