第54回 作業療法士国家試験 午前 第40問
生理学第54回午前
作業療法室に咳き込む入院患者が来室した際、その患者への適切な指導はどれか。
1. 手袋の着用を促す。
2. 咳をするときは手でしっかりと口を覆うよう促す。
3. 病室に戻ってからしっかりと手指衛生を行うよう促す。
4. 装着が可能であればサージカルマスクを着けるよう促す。
5. 呼吸器感染症があれば他の患者と45cm以上距離を空けるよう促す。
- 1. 手袋の着用を促す。
- 2. 咳をするときは手でしっかりと口を覆うよう促す。
- 3. 病室に戻ってからしっかりと手指衛生を行うよう促す。
- 4. 装着が可能であればサージカルマスクを着けるよう促す。 ✓
- 5. 呼吸器感染症があれば他の患者と45cm以上距離を空けるよう促す。
正答:4番
解説
■ 正答:4番 — 装着が可能であればサージカルマスクを着けるよう促す。
呼吸器症状がある患者への感染対策において、サージカルマスク着用は飛沫拡散を最も効果的に防ぐ方法です。作業療法室という共有空間での感染予防には、患者自身のマスク着用が最優先される対応です。
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【各選択肢の解説】
1. 手袋の着用を促す。
❌ 誤り。呼吸器症状の飛沫感染対策では手袋より、発生源での飛沫ブロック(マスク着用)が重要です。
2. 咳をするときは手でしっかりと口を覆うよう促す。
❌ 誤り。手で口を覆うと手指が汚染され、その後の接触感染リスクが高まります。肘や袖で覆う「咳エチケット」が推奨されます。
3. 病室に戻ってからしっかりと手指衛生を行うよう促す。
❌ 誤り。作業療法室来室時の感染対策として後付けの対応であり、来室時の飛沫予防対策より優先度が低いです。
4. 装着が可能であればサージカルマスクを着けるよう促す。
✅ 正しい。患者が装着可能な場合、マスク着用により飛沫の拡散を80~90%減少させ、他患者への感染リスク低減が期待できます。
5. 呼吸器感染症があれば他の患者と45cm以上距離を空けるよう促す。
❌ 誤り。飛沫感染の距離基準は2m(咳・くしゃみで最大2m飛散)であり、45cm以上では不十分です。
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【試験対策ポイント】
• 飛沫感染対策の最優先:発生源でのマスク着用(患者側の対応)
• 咳エチケット:肘・袖で覆う(手での遮蔽は接触感染リスク増)
• 飛沫感染距離基準:2m以上の距離確保が感染予防の目安