第54回 作業療法士国家試験 午前 第64問
生理学第54回午前
第54回 作業療法士国家試験 午前 第64問(生理学)の正答は 4 です。交感神経は毛様体筋を弛緩させる。
問題
交感神経の機能で正しいのはどれか。
- 1. 膵液分泌を促進する。
- 2. 心収縮力を減少させる。
- 3. 直腸平滑筋を収縮させる。
- 4. 水晶体の厚さを減少させる。 ✓
- 5. 肝臓でのグリコーゲン合成を促進する。
正答:4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 30%難問
30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 水晶体の厚さを減少させる。
交感神経は毛様体筋を弛緩させる。毛様体筋が緩むと毛様体小帯(チン小帯)が張り、水晶体が引かれて薄くなり、遠くに焦点が合う。副交感神経はその逆で、水晶体を厚くして近くに合わせる。
【各選択肢の解説】
1. 膵液分泌を促進する。
❌ 誤り。正しくは、膵液分泌を促進するのは副交感神経(迷走神経)で、交感神経は消化液の分泌を抑える方向に働く。
❌ 誤り。正しくは、膵液分泌を促進するのは副交感神経(迷走神経)で、交感神経は消化液の分泌を抑える方向に働く。
2. 心収縮力を減少させる。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、交感神経は心拍数と心収縮力を増加させる。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、交感神経は心拍数と心収縮力を増加させる。
3. 直腸平滑筋を収縮させる。
❌ 誤り。正しくは、交感神経は直腸壁の平滑筋を弛緩させ、内肛門括約筋を収縮させて排便を抑える。直腸を収縮させて排便を促すのは副交感神経(骨盤内臓神経)である。
❌ 誤り。正しくは、交感神経は直腸壁の平滑筋を弛緩させ、内肛門括約筋を収縮させて排便を抑える。直腸を収縮させて排便を促すのは副交感神経(骨盤内臓神経)である。
4. 水晶体の厚さを減少させる。
✅ 正しい(=正答)。毛様体筋の弛緩→毛様体小帯の緊張→水晶体が扁平になる、という順で遠見に合う。
✅ 正しい(=正答)。毛様体筋の弛緩→毛様体小帯の緊張→水晶体が扁平になる、という順で遠見に合う。
5. 肝臓でのグリコーゲン合成を促進する。
❌ 誤り。正しくは、交感神経は肝臓のグリコーゲン分解を促進し、血糖を上昇させる。
❌ 誤り。正しくは、交感神経は肝臓のグリコーゲン分解を促進し、血糖を上昇させる。
【試験対策ポイント】
| 器官 | 交感神経 | 副交感神経 |
|---|---|---|
| 心臓 | 心拍数・収縮力↑ | 心拍数↓ |
| 瞳孔 | 散大 | 縮小 |
| 水晶体 | 薄くなる(遠見) | 厚くなる(近見) |
| 膵液 | 抑制 | 促進 |
| 直腸 | 壁は弛緩・内肛門括約筋は収縮 | 壁は収縮・内肛門括約筋は弛緩 |
| 肝臓 | グリコーゲン分解↑ | グリコーゲン合成↑ |
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