OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第54回 作業療法士国家試験 午前 第66問

生理学第54回午前

第54回 作業療法士国家試験 午前 第66問(生理学)の正答は 1 です。pHが低下するとボーア効果でヘモグロビンの酸素親和性が下がり、酸素解離曲線が右へ移動する。

問題
末梢組織への酸素供給を増やすのはどれか。
  1. 1. pHの低下 ✓
  2. 2. 体温の低下
  3. 3. PCO₂の低下
  4. 4. 赤血球数減少
  5. 5. ヘモグロビン濃度減少

正答:1番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 36%参考値

25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — pHの低下

pHが低下するとボーア効果でヘモグロビンの酸素親和性が下がり、酸素解離曲線が右へ移動する。同じ酸素分圧でもヘモグロビンが酸素を手放しやすくなるため、末梢組織への酸素供給が増える。


【各選択肢の解説】

1. pHの低下
✅ 正しい(=正答)。代謝が盛んな組織ではCO₂や乳酸でpHが下がり、その場所でちょうど酸素が多く放出されるしくみになっている。
2. 体温の低下
❌ 誤り。体温低下は解離曲線を左へ移動させ、酸素を放しにくくする。正しくは、体温の上昇が右方移動を起こし酸素供給を増やす。
3. PCO₂の低下
❌ 誤り。PCO₂低下は解離曲線を左へ移動させる。正しくは、PCO₂の上昇が右方移動を起こす。
4. 赤血球数減少
❌ 誤り。赤血球が減ると血液が運べる酸素の総量が減る。正しくは、末梢への酸素供給を増やすのは赤血球数の増加である。
5. ヘモグロビン濃度減少
❌ 誤り。ヘモグロビンは酸素を運ぶ本体であり、減ると酸素運搬量が減る(貧血)。正しくは、ヘモグロビン濃度の増加が酸素運搬量を増やす。

【試験対策ポイント】

酸素解離曲線起こす条件組織への酸素放出
右方移動pH低下・PCO₂上昇・体温上昇・2,3-DPG増加増える
左方移動pH上昇・PCO₂低下・体温低下・2,3-DPG減少減る

赤血球数・ヘモグロビン量は曲線の位置ではなく、運べる酸素の「量」を変える。

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