第54回 作業療法士国家試験 午前 第67問
生理学第54回午前
摂食嚥下の咽頭期に生じる現象で正しいのはどれか。
1. 吸気
2. 咀嚼
3. 喉頭蓋反転
4. 鼻咽腔開放
5. 輪状咽頭筋収縮
- 1. 吸気
- 2. 咀嚼
- 3. 喉頭蓋反転 ✓
- 4. 鼻咽腔開放
- 5. 輪状咽頭筋収縮
正答:3番
解説
■ 正答:3番 — 喉頭蓋反転
咽頭期では食塊が咽頭を下降する際、喉頭蓋が反転して喉頭入口を覆い、食物が気道に入るのを防ぐ防御機構が働きます。これは咽頭期の重要な生理現象です。
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【各選択肢の解説】
1. 吸気
❌ 誤り。咽頭期では呼吸が一時的に停止(嚥下反射時無呼吸)します。吸気は認められません。
2. 咀嚼
❌ 誤り。咀嚼は口腔期の現象です。咽頭期に咀嚼は生じません。
3. 喉頭蓋反転
✅ 正しい。咽頭期では喉頭蓋が反転して喉頭入口を覆い、食物の誤嚥を防ぎます。
4. 鼻咽腔開放
❌ 誤り。咽頭期では軟口蓋が挙上して鼻咽腔を閉鎖し、食物が鼻腔へ流入するのを防ぎます。開放ではなく閉鎖が正常です。
5. 輪状咽頭筋収縮
❌ 誤り。輪状咽頭筋(咽頭食道括約筋)は食塊が到達する際に弛緩し、その後収縮します。咽頭期開始時には弛緩が起こります。
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【試験対策ポイント】
• 咽頭期の防御機構:喉頭蓋反転+軟口蓋挙上+声帯内転+嚥下反射時無呼吸
• 口腔期:吸引・咀嚼、咽頭期:喉頭蓋反転、食道期:輪状咽頭筋弛緩という各期の特徴を整理
• 咽頭期での筋活動は順序性が重要(弛緩→反転→収縮の時系列)