OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第54回 作業療法士国家試験 午前 第72問

解剖学第54回午前

第54回 作業療法士国家試験 午前 第72問(解剖学)の正答は 5 です。膝の屈曲では、大腿骨顆部は脛骨の上で転がりと滑りを組み合わせて動く。

問題
膝関節の運動で正しいのはどれか。
  1. 1. 側副靱帯は屈曲時に緊張する。
  2. 2. 関節包の後面は前面に比べて伸縮性が高い。
  3. 3. 半月板の内外縁とも遊離して可動性に関与する。
  4. 4. 大腿骨の脛骨上の転がり運動は、屈曲最終域までみられる。
  5. 5. 大腿骨の脛骨上の転がり運動は外側顆部の方が内側顆部より大きい。 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 27.3%難問

44人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 大腿骨の脛骨上の転がり運動は外側顆部の方が内側顆部より大きい。

膝の屈曲では、大腿骨顆部は脛骨の上で転がりと滑りを組み合わせて動く。外側顆は内側顆より転がる量が大きく、この左右差が屈曲に伴う下腿の内旋、伸展最終域の外旋(スクリューホーム運動)につながる。


【各選択肢の解説】

1. 側副靱帯は屈曲時に緊張する。
❌ 誤り。正しくは、内側・外側側副靱帯は伸展位で緊張し、屈曲位では緩む。そのため屈曲位では膝の回旋が可能になる。
2. 関節包の後面は前面に比べて伸縮性が高い。
❌ 誤り。正しくは、関節包の前面が屈曲を許すためにゆとりが大きく、後面は伸展位で緊張して過伸展を制限する。
3. 半月板の内外縁とも遊離して可動性に関与する。
❌ 誤り。正しくは、半月板の外縁は関節包に付着しており、遊離しているのは内縁だけである。
4. 大腿骨の脛骨上の転がり運動は、屈曲最終域までみられる。
❌ 誤り。転がりだけで屈曲すると大腿骨は脛骨から後方へ落ちてしまう。正しくは、転がりは屈曲の初期が主で、屈曲が進むと滑りが主になる。
5. 大腿骨の脛骨上の転がり運動は外側顆部の方が内側顆部より大きい。
✅ 正しい(=正答)。外側顆が内側顆より大きく後方へ転がるため、屈曲では大腿骨に対して脛骨が内旋し、伸展最終域では外旋して膝が締まる。

【試験対策ポイント】

項目押さえる内容
側副靱帯伸展位で緊張・屈曲位で弛緩
関節包前面にゆとり、後面は伸展位で緊張
半月板外縁は関節包に付着、内縁は遊離
転がりと滑り屈曲初期は転がり、以後は滑りが主
内外の差外側顆の転がりが大きい→スクリューホーム運動
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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