OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第54回 作業療法士国家試験 午前 第73問

運動学第54回午前

第54回 作業療法士国家試験 午前 第73問(運動学)の正答は 3・4 です。1つ選ぶ問題だが、厚生労働省は3番・4番のどちらも正解として扱った。

問題
腰椎への負荷が大きい順に並んでいるのはどれか。
第54回午前第73問 図
  1. 1. A>B>C
  2. 2. A>C>B
  3. 3. B>A>C ✓
  4. 4. B>C>A ✓
  5. 5. C>B>A

正答:3・4番(いずれでも正解)

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 64.3%参考値

28人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
👥 読者の報告をもとに修正済み(2026-10-06)— ご指摘ありがとうございました
■ 正答:3・4番 — B>A>C・B>C>A

1つ選ぶ問題だが、厚生労働省は3番・4番のどちらも正解として扱った。2つの並びに共通するのは「Bが最大」という点で、違うのはAとCの順だけである。

図の見方:Aは立位、Bは骨盤が後ろへ傾いて背中が丸くなった座位、Cは骨盤を起こして体幹をまっすぐにした座位である。腰椎が屈曲すると椎間板の前方が圧迫され、上半身の重さによる前へ倒すモーメントも大きくなるため、背中を丸めた座位は椎間板内圧が高くなる。したがって、背中を丸めたBが3つの中で最も負荷が大きい。

一方、立位(A)とまっすぐな座位(C)の順は測定によって結果が分かれる。Nachemsonの測定では立位より座位の方が高いが、この順は測定によって一定しない。


【各選択肢の解説】

1. A>B>C
❌ 誤り。立位のAを最大としている。正しくは、最も負荷が大きいのは背中を丸めた座位のBである。
2. A>C>B
❌ 誤り。Aを最大、Bを最小としている。正しくは、Bが最大である。
3. B>A>C
✅ 正しい(=正答)。腰椎が屈曲したBを最大とする点が正しい。AとCは測定によって順が入れ替わりうる組で、立位をまっすぐな座位より上に置くこの並びも正解として扱われた。
4. B>C>A
✅ 正しい(=正答)。Bを最大とする点が正しく、Nachemsonの測定の順(丸めた座位>まっすぐな座位>立位)に一致する並びである。
5. C>B>A
❌ 誤り。まっすぐな座位のCを最大としている。正しくは、同じ座位でも背中を丸めたBの方がCより負荷が大きい。

【試験対策ポイント】

姿勢腰椎(椎間板)への負荷
臥位最も小さい
立位とまっすぐな座位中間。どちらが大きいかは測定で分かれる(Nachemsonの測定では座位>立位)
背中を丸めた座位・前かがみ大きい

腰痛の生活指導では、座るときに骨盤を起こし腰椎の前弯を保つよう指導する根拠になる。

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それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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