第54回 作業療法士国家試験 午前 第75問
病理学概論第54回午前
病原体と腫瘍発生との組合せで誤っているのはどれか。
1. A型肝炎ウイルス ─── 肝細胞癌
2. Epstein Barrウイルス ─── Burkittリンパ腫
3. HTLV-I ─── 成人T細胞白血病
4. ヒトパピローマウイルス ─── 子宮頸癌
5. ヘリコバクター・ピロリ菌 ─── 胃癌
- 1. A型肝炎ウイルス ─── 肝細胞癌 ✓
- 2. Epstein Barrウイルス ─── Burkittリンパ腫
- 3. HTLV-I ─── 成人T細胞白血病
- 4. ヒトパピローマウイルス ─── 子宮頸癌
- 5. ヘリコバクター・ピロリ菌 ─── 胃癌
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — A型肝炎ウイルス ─── 肝細胞癌
A型肝炎ウイルス(HAV)は急性肝炎を起こしますが、慢性化しないため肝細胞癌との因果関係がありません。肝細胞癌の主な原因はB型肝炎ウイルス(HBV)とC型肝炎ウイルス(HCV)です。
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【各選択肢の解説】
1. A型肝炎ウイルス ─── 肝細胞癌
❌ 誤り。HAVは急性肝炎のみで慢性化せず、肝細胞癌の発生には関与しません。肝癌の主要因はHBVとHCVです。
2. Epstein Barrウイルス ─── Burkittリンパ腫
✅ 正しい。EBVはアフリカ型Burkittリンパ腫の重要な発癌因子です。
3. HTLV-I ─── 成人T細胞白血病
✅ 正しい。HTLV-Iは成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)の原因ウイルスです。
4. ヒトパピローマウイルス ─── 子宮頸癌
✅ 正しい。HPV(特に16・18型)は子宮頸癌の最主要原因です。
5. ヘリコバクター・ピロリ菌 ─── 胃癌
✅ 正しい。ピロリ菌は胃癌、特に腸型胃癌のリスク因子として認定されています。
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【試験対策ポイント】
• 肝細胞癌の原因:HBV、HCV(HAVではない)
• 腫瘍発生ウイルス:EBV、HTLV-I、HPVは全て発癌関連
• ピロリ菌:1994年WHO発癌物質Group 1認定