第54回 作業療法士国家試験 午前 第84問
リハビリテーション医学第54回午前
第54回 作業療法士国家試験 午前 第84問(リハビリテーション医学)の正答は 3 です。失行は、麻痺や失調、理解障害がないのに目的に沿った動作・行為ができない障害であり、検査は「道具を使う」「身振りをする」「まねをする」などの動作をさせて見る。
問題
失行の検査でないのはどれか。
- 1. お茶を入れてもらう。
- 2. 金槌で釘を打ってもらう。
- 3. 日常物品の名前を答えてもらう。 ✓
- 4. 「おいでおいで」の動作をしてもらう。
- 5. 歯ブラシを持ったつもりで歯を磨くまねをしてもらう。
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 75%参考値
24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 日常物品の名前を答えてもらう。
失行は、麻痺や失調、理解障害がないのに目的に沿った動作・行為ができない障害であり、検査は「道具を使う」「身振りをする」「まねをする」などの動作をさせて見る。物の名前を言わせる課題は動作ではなく言語(呼称)を見る検査である。失行の検査ではない3が正答である。
【各選択肢の解説】
1. お茶を入れてもらう。
❌ 誤り。急須・茶筒・湯のみなど複数の道具を順序よく使う系列動作の課題で、観念失行を見る。正しくは失行の検査である。
❌ 誤り。急須・茶筒・湯のみなど複数の道具を順序よく使う系列動作の課題で、観念失行を見る。正しくは失行の検査である。
2. 金槌で釘を打ってもらう。
❌ 誤り。実際の道具を使わせる課題で、道具の使用の障害(観念失行)を見る。正しくは失行の検査である。
❌ 誤り。実際の道具を使わせる課題で、道具の使用の障害(観念失行)を見る。正しくは失行の検査である。
3. 日常物品の名前を答えてもらう。
✅ 正しい。物品の名前を答える課題は失行の検査ではない。呼称課題=失語症(言語)の検査であり、失行は道具の使用や身振りの動作で調べる(=正答)。
✅ 正しい。物品の名前を答える課題は失行の検査ではない。呼称課題=失語症(言語)の検査であり、失行は道具の使用や身振りの動作で調べる(=正答)。
4. 「おいでおいで」の動作をしてもらう。
❌ 誤り。道具を使わない慣習的な身振りを口頭命令や模倣で行わせる課題で、観念運動失行を見る。正しくは失行の検査である。
❌ 誤り。道具を使わない慣習的な身振りを口頭命令や模倣で行わせる課題で、観念運動失行を見る。正しくは失行の検査である。
5. 歯ブラシを持ったつもりで歯を磨くまねをしてもらう。
❌ 誤り。道具を持たずに使用のまね(パントマイム)をさせる課題で、観念運動失行を見る。実物を渡すとできるのにまねができない、という乖離が観念運動失行の特徴である。正しくは失行の検査である。
❌ 誤り。道具を持たずに使用のまね(パントマイム)をさせる課題で、観念運動失行を見る。実物を渡すとできるのにまねができない、という乖離が観念運動失行の特徴である。正しくは失行の検査である。
【試験対策ポイント】
| 失行 | 見る課題 |
|---|---|
| 観念運動失行 | 身振り(おいでおいで・敬礼)、道具使用のまね(パントマイム) |
| 観念失行 | 実際の道具の使用、複数の道具の系列動作(お茶を入れる) |
| 肢節運動失行 | 手指の細かい動作(ボタンかけ・つまみ) |
「名前を言う」「物を指さす」は言語の課題で、失行の課題と混ぜて出される。
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