第54回 作業療法士国家試験 午前 第89問
臨床医学第54回午前
第54回 作業療法士国家試験 午前 第89問(臨床医学)の正答は 3 です。MRIの拡散強調像(DWI)は急性期の脳梗塞を発症早期から高信号として描き出すのが役目で、時間がたった陳旧性梗塞の検索に使う画像ではない。
問題
脳血管障害に対して行われる検査で、誤っているのはどれか。
- 1. 頸動脈狭窄の検索に頸部MRAが用いられる。
- 2. 出血病変の検索にMRIのT2*(スター)強調像が用いられる。
- 3. 陳旧性梗塞の検索にMRIの拡散強調像が用いられる。 ✓
- 4. 脳塞栓の原因検索にHolter心電図が用いられる。
- 5. 脳動脈瘤の検索に脳血管撮影が用いられる。
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 45.5%参考値
22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 陳旧性梗塞の検索にMRIの拡散強調像が用いられる。
MRIの拡散強調像(DWI)は急性期の脳梗塞を発症早期から高信号として描き出すのが役目で、時間がたった陳旧性梗塞の検索に使う画像ではない。否定設問なので、誤った記述の3が正答(❌)。
【各選択肢の解説】
1. 頸動脈狭窄の検索に頸部MRAが用いられる。
✅ 正しい。MRAは造影剤を使わずに血管を描出でき、頸動脈の狭窄の評価に使われる(頸動脈エコーと並ぶ非侵襲的な検査)。
✅ 正しい。MRAは造影剤を使わずに血管を描出でき、頸動脈の狭窄の評価に使われる(頸動脈エコーと並ぶ非侵襲的な検査)。
2. 出血病変の検索にMRIのT2*(スター)強調像が用いられる。
✅ 正しい。T2*強調像は出血後に沈着するヘモジデリンなどを低信号として鋭敏にとらえるため、微小出血や古い出血の検出に使われる。
✅ 正しい。T2*強調像は出血後に沈着するヘモジデリンなどを低信号として鋭敏にとらえるため、微小出血や古い出血の検出に使われる。
3. 陳旧性梗塞の検索にMRIの拡散強調像が用いられる。
❌ 誤り。(=正答)拡散強調像は陳旧性梗塞の検索に用いる画像ではない。正しくは、拡散強調像は急性期梗塞の検出に用い、陳旧性梗塞はT2強調像・FLAIR像・T1強調像で見る。
❌ 誤り。(=正答)拡散強調像は陳旧性梗塞の検索に用いる画像ではない。正しくは、拡散強調像は急性期梗塞の検出に用い、陳旧性梗塞はT2強調像・FLAIR像・T1強調像で見る。
4. 脳塞栓の原因検索にHolter心電図が用いられる。
✅ 正しい。心原性脳塞栓の原因となる発作性心房細動などは安静時の心電図では捉えにくく、24時間記録するHolter心電図で検索する。
✅ 正しい。心原性脳塞栓の原因となる発作性心房細動などは安静時の心電図では捉えにくく、24時間記録するHolter心電図で検索する。
5. 脳動脈瘤の検索に脳血管撮影が用いられる。
✅ 正しい。カテーテルで造影剤を注入する脳血管撮影は、脳動脈瘤の部位・形・大きさを最も詳しく評価できる検査である。
✅ 正しい。カテーテルで造影剤を注入する脳血管撮影は、脳動脈瘤の部位・形・大きさを最も詳しく評価できる検査である。
【試験対策ポイント】
| 画像・検査 | 主な目的 |
|---|---|
| 拡散強調像(DWI) | 急性期梗塞 |
| T2強調像・FLAIR像 | 陳旧性梗塞・白質病変 |
| T2*強調像 | 微小出血・古い出血 |
| MRA | 血管の狭窄・閉塞・動脈瘤 |
| Holter心電図 | 発作性心房細動(塞栓源) |
「DWI=急性期」が入れ替えられて出る。
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