第54回 作業療法士国家試験 午後 第9問
作業療法評価学第54回午後
第54回 作業療法士国家試験 午後 第9問(作業療法評価学)の正答は 1 です。多発性硬化症では、体温が上がると一時的に症状が悪化するUhthoff現象がある。
問題
38歳の女性。32歳時に四肢脱力が出現、多発性硬化症の診断を受け寛解と増悪を繰り返している。2週間前に痙縮を伴う上肢の麻痺にて入院。大量ステロイドによるパルス療法を行った。この時点での痙縮の治療手段で正しいのはどれか。
- 1. TENS ✓
- 2. 超音波療法
- 3. 赤外線療法
- 4. ホットパック
- 5. パラフィン療法
正答:1番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 33.3%参考値
18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — TENS
多発性硬化症では、体温が上がると一時的に症状が悪化するUhthoff現象がある。超音波(温熱作用)・赤外線・ホットパック・パラフィンはいずれも体を温める温熱療法なので避ける。TENS(経皮的電気神経刺激)は温熱を伴わない電気刺激で、痙縮の軽減に用いられる。
【各選択肢の解説】
1. TENS
✅ 正しい。皮膚の上から電気刺激を加える方法で、体温を上げないため多発性硬化症でも用いやすい。感覚神経への刺激で痙縮を一時的に軽減させる目的で使われる。
✅ 正しい。皮膚の上から電気刺激を加える方法で、体温を上げないため多発性硬化症でも用いやすい。感覚神経への刺激で痙縮を一時的に軽減させる目的で使われる。
2. 超音波療法
❌ 誤り。超音波療法は深部の組織を温める温熱作用があり、Uhthoff現象で症状を悪化させるおそれがある。正しくは、温熱を伴わないTENSを選ぶ。
❌ 誤り。超音波療法は深部の組織を温める温熱作用があり、Uhthoff現象で症状を悪化させるおそれがある。正しくは、温熱を伴わないTENSを選ぶ。
3. 赤外線療法
❌ 誤り。赤外線療法は体表を温める温熱療法で、Uhthoff現象のおそれがある。正しくは、温熱を伴わない方法(TENS)を選ぶ。
❌ 誤り。赤外線療法は体表を温める温熱療法で、Uhthoff現象のおそれがある。正しくは、温熱を伴わない方法(TENS)を選ぶ。
4. ホットパック
❌ 誤り。ホットパックは代表的な表在の温熱療法で、多発性硬化症では症状を悪化させるおそれがある。正しくは、温熱を伴わないTENSを選ぶ。
❌ 誤り。ホットパックは代表的な表在の温熱療法で、多発性硬化症では症状を悪化させるおそれがある。正しくは、温熱を伴わないTENSを選ぶ。
5. パラフィン療法
❌ 誤り。パラフィン浴は溶かしたパラフィンで手などを温める温熱療法で、Uhthoff現象のおそれがある。正しくは、温熱を伴わないTENSを選ぶ。
❌ 誤り。パラフィン浴は溶かしたパラフィンで手などを温める温熱療法で、Uhthoff現象のおそれがある。正しくは、温熱を伴わないTENSを選ぶ。
【試験対策ポイント】
| 物理療法 | 温熱作用 | 多発性硬化症 |
|---|---|---|
| TENS | なし | 使える |
| 超音波療法 | あり(深部) | 避ける |
| 赤外線療法 | あり(表在) | 避ける |
| ホットパック | あり(表在) | 避ける |
| パラフィン療法 | あり(表在) | 避ける |
多発性硬化症=Uhthoff現象(体温上昇で症状が一時的に悪化)。熱い風呂・温熱療法・過度の運動による体温上昇に注意する。
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