OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第54回 作業療法士国家試験 午後 第25問

解剖学第54回午後

第54回 作業療法士国家試験 午後 第25問(解剖学)の正答は 2 です。深部腱反射の亢進は上位運動ニューロン(錐体路)障害の徴候である。

問題
深部腱反射の亢進がみられるのはどれか。
  1. 1. 重症筋無力症
  2. 2. 多発性硬化症 ✓
  3. 3. Guillain-Barré症候群
  4. 4. 筋強直性ジストロフィー
  5. 5. Duchenne型筋ジストロフィー

正答:2番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 41%難問

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同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 多発性硬化症

深部腱反射の亢進は上位運動ニューロン(錐体路)障害の徴候である。選択肢のうち中枢神経の疾患は多発性硬化症だけで、ほかは神経筋接合部・末梢神経・筋の疾患である。


【各選択肢の解説】

1. 重症筋無力症
❌ 誤り。正しくは、深部腱反射は通常正常である。障害部位は神経筋接合部(アセチルコリン受容体に対する自己抗体)で、症状は易疲労性・筋力低下が中心である。
2. 多発性硬化症
✅ 正しい。中枢神経(脳・脊髄)の脱髄疾患で、錐体路が侵されると反射弓への抑制が外れて深部腱反射が亢進し、痙縮やBabinski徴候を伴う。
3. Guillain-Barré症候群
❌ 誤り。正しくは、深部腱反射は低下〜消失する。末梢神経(神経根)が侵される急性の炎症性多発根ニューロパチー(脱髄型・軸索型)で、反射弓そのものが障害され、弛緩性麻痺を来す。
4. 筋強直性ジストロフィー
❌ 誤り。正しくは、深部腱反射は低下する。筋疾患で、筋強直(ミオトニア)・遠位優位の筋萎縮・斧様顔貌などを伴う。
5. Duchenne型筋ジストロフィー
❌ 誤り。正しくは、筋力低下の進行に伴い深部腱反射は低下〜消失する。

【試験対策ポイント】

障害部位深部腱反射例
上位運動ニューロン亢進多発性硬化症・脳卒中・ALS(上位徴候)
下位運動ニューロン・末梢神経低下〜消失Guillain-Barré症候群
神経筋接合部通常正常重症筋無力症
筋低下筋ジストロフィー
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