第54回 作業療法士国家試験 午後 第29問
作業療法評価学第54回午後
作業遂行要因の評価法の説明で正しいのはどれか。
1. 意志質問紙は満足度を評価する。
2. AMPSは運動技能と処理技能を評価する。
3. 興味チェックリストは作業の到達度を評価する。
4. 役割チェックリストは役割の認識と数を評価する。
5. COPMは作業の遂行度、重要度、認識度を評価する。
- 1. 意志質問紙は満足度を評価する。
- 2. AMPSは運動技能と処理技能を評価する。 ✓
- 3. 興味チェックリストは作業の到達度を評価する。
- 4. 役割チェックリストは役割の認識と数を評価する。
- 5. COPMは作業の遂行度、重要度、認識度を評価する。
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — AMPSは運動技能と処理技能を評価する。
AMPSは作業遂行能力を運動技能(motor skills)と処理技能(process skills)の2つの領域から客観的に評価する標準化された評価法です。実際の作業遂行場面を観察することで、作業に必要な身体的・認知的スキルを測定できます。
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【各選択肢の解説】
1. 意志質問紙は満足度を評価する。
❌ 誤り。意志質問紙は作業遂行に対する意志(やる気・動機づけ)を評価する尺度であり、満足度評価ではありません。
2. AMPSは運動技能と処理技能を評価する。
✅ 正しい。AMPS(Assessment of Motor and Process Skills)は作業遂行時の身体機能的スキルと認知・問題解決スキルの両面を評価します。
3. 興味チェックリストは作業の到達度を評価する。
❌ 誤り。興味チェックリストは個人の作業や活動に対する興味や関心の程度を評価するもので、達成度ではなく嗜好を測定します。
4. 役割チェックリストは役割の認識と数を評価する。
❌ 誤り。役割チェックリストは現在果たしている役割と過去の役割、および満足度を評価する尺度です。認識と数だけでなく充足感も含まれます。
5. COPMは作業の遂行度、重要度、認識度を評価する。
❌ 誤り。COPM(Canadian Occupational Performance Measure)は遂行度と満足度の2つの観点から重要な作業遂行を評価するもので、「認識度」という評価項目はありません。
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【試験対策ポイント】
• AMPS:運動技能+処理技能(2大領域)の観察的評価
• COPM:遂行度+満足度(2つのスケール)のクライアント中心評価
• 各評価法の評価項目数と項目名を正確に区別する