OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第54回 作業療法士国家試験 午後 第42問

臨床医学第54回午後

第54回 作業療法士国家試験 午後 第42問(臨床医学)の正答は 2 です。CDR(Clinical Dementia Rating)は認知症の総合的重症度評価スケール。

問題
総合的な認知症の重症度を評価する尺度はどれか。
  1. 1. NPI
  2. 2. CDR
  3. 3. HDS-R
  4. 4. BEHAVE-AD
  5. 5. PSMS〈Physical Self-Maintenance Scale〉

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — CDR

CDR(Clinical Dementia Rating)は認知症の総合的重症度評価スケール。6領域(記憶・見当識・判断・地域社会活動・家庭・趣味・身の回りの世話)を評価し、0(健常)〜3(高度)の5段階(0・0.5・1・2・3)で総合的な重症度を評価する。


【各選択肢の解説】

1. NPI(Neuropsychiatric Inventory)
❌ 誤り。NPIは認知症の行動・心理症状(BPSD)(幻覚・妄想・興奮・うつ・無為など)を評価するスケール。重症度ではなくBPSDの種類と頻度・重症度を測定。
2. CDR
✅ 正しい。認知症の総合的重症度(全体的な日常生活能力・認知機能)を評価するゴールドスタンダードの一つ。
3. HDS-R(長谷川式簡易知能評価スケール)
❌ 誤り。HDS-RはMMSEと同様の認知機能スクリーニングツール(30点満点)。重症度の総合評価ではなくスクリーニングが目的。
4. BEHAVE-AD
❌ 誤り。BEHAVE-ADはアルツハイマー型認知症のBPSD評価スケール。NPIと同様にBPSDを対象とし、総合的重症度評価ではない。
5. PSMS(Physical Self-Maintenance Scale)
❌ 誤り。PSMSはADL・手段的ADLの身体的自己維持能力の評価スケール。総合的な認知症重症度評価ではない。

【試験対策ポイント】

認知症評価ツールの目的別整理:スクリーニング→MMSE・HDS-R(30点満点)総合重症度→CDRBPSD→NPI・BEHAVE-ADADL→PSMS・Barthel。「CDR=総合的重症度(5段階)」は最頻出。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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