第54回 作業療法士国家試験 午後 第66問
解剖学第54回午後
第54回 作業療法士国家試験 午後 第66問(解剖学)の正答は 2 です。外肛門括約筋は随意筋(横紋筋)で陰部神経(S2〜4)の支配を受ける。
問題
排便機構で正しいのはどれか。
- 1. 排便中枢は胸髄にある。
- 2. 外肛門括約筋は陰部神経支配である。 ✓
- 3. 下行結腸では逆蠕動運動がみられる。
- 4. 食事によって胃が拡張すると便意を生じる。
- 5. 内肛門括約筋は副交感神経の緊張で収縮する。
正答:2番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 60%参考値
10人の初回解答から算出(2026年7月28日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 外肛門括約筋は陰部神経支配である
外肛門括約筋は随意筋(横紋筋)で陰部神経(S2〜4)の支配を受ける。内肛門括約筋は不随意筋(平滑筋)で自律神経支配(交感神経:収縮、副交感神経:弛緩)。
【各選択肢の解説】
1. 排便中枢は胸髄にある。
❌ 誤り。排便中枢は仙髄(S2〜4)にある。排尿中枢と同様に仙髄に位置する。
❌ 誤り。排便中枢は仙髄(S2〜4)にある。排尿中枢と同様に仙髄に位置する。
2. 外肛門括約筋は陰部神経支配である。
✅ 正しい。陰部神経(体性神経、S2〜4)が外括約筋の随意収縮を制御する。
✅ 正しい。陰部神経(体性神経、S2〜4)が外括約筋の随意収縮を制御する。
3. 下行結腸では逆蠕動運動がみられる。
❌ 誤り。逆蠕動は横行結腸に特徴的(内容物の混合・吸収を促進)。下行結腸は順方向の蠕動が主体。
❌ 誤り。逆蠕動は横行結腸に特徴的(内容物の混合・吸収を促進)。下行結腸は順方向の蠕動が主体。
4. 食事によって胃が拡張すると便意を生じる。
❌ 誤り。これは胃-結腸反射の記述として概ね正しい内容だが、便意は直腸の拡張によって生じる。「胃の拡張→直接便意」という表現は不正確。
❌ 誤り。これは胃-結腸反射の記述として概ね正しい内容だが、便意は直腸の拡張によって生じる。「胃の拡張→直接便意」という表現は不正確。
5. 内肛門括約筋は副交感神経の緊張で収縮する。
❌ 誤り。副交感神経(骨盤神経)の緊張は排便促進(内括約筋弛緩・直腸収縮)。交感神経(下腸間膜神経叢)の緊張で内括約筋は収縮する(蓄便)。
❌ 誤り。副交感神経(骨盤神経)の緊張は排便促進(内括約筋弛緩・直腸収縮)。交感神経(下腸間膜神経叢)の緊張で内括約筋は収縮する(蓄便)。
【試験対策ポイント】
排便の神経支配:内肛門括約筋(平滑筋)=自律神経(交感:収縮、副交感:弛緩)、外肛門括約筋(横紋筋)=陰部神経(随意支配)。排便中枢は仙髄(S2〜4)。排尿との類比で整理しやすい(外尿道括約筋も陰部神経支配)。
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