第54回 作業療法士国家試験 午後 第72問
運動学第54回午後
第54回 作業療法士国家試験 午後 第72問(運動学)の正答は 3・5 です。矢印の筋は縫工筋である。
問題
右膝の内側面を図に示す。矢印の筋の作用で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 股伸展
- 2. 股内転
- 3. 股外旋 ✓
- 4. 膝伸展
- 5. 膝屈曲 ✓
正答:3・5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 60.7%参考値
28人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3・5番 — 股外旋・膝屈曲
矢印の筋は縫工筋である。上前腸骨棘から大腿の前面を斜めに下って膝の内側を通り、脛骨の内側(鵞足)に付く2関節筋で、作用は股関節の屈曲・外転・外旋と膝関節の屈曲である。
図の読み方:膝の内側を見た図で、膝の内側を縦に走る筋のうち、幅の広い帯状の筋(網かけ)が矢印で示されている。その後ろには細い腱が2本並び、いっしょに膝の下の脛骨の内側へ向かう。この3本の並びが鵞足をつくる縫工筋・薄筋・半腱様筋で、最も幅が広く浅い層にあるのが縫工筋である。
【各選択肢の解説】
1. 股伸展
❌ 誤り。縫工筋は上前腸骨棘という股関節の前から始まるため、股関節を屈曲させる。正しくは、股伸展の主動作筋は大殿筋とハムストリングスである。
❌ 誤り。縫工筋は上前腸骨棘という股関節の前から始まるため、股関節を屈曲させる。正しくは、股伸展の主動作筋は大殿筋とハムストリングスである。
2. 股内転
❌ 誤り。縫工筋は股関節を外転させる。正しくは、股内転は内転筋群や、同じ鵞足の仲間の薄筋のはたらきである。
❌ 誤り。縫工筋は股関節を外転させる。正しくは、股内転は内転筋群や、同じ鵞足の仲間の薄筋のはたらきである。
3. 股外旋
✅ 正しい。縫工筋は股関節の外旋にはたらく。股の屈曲・外転・外旋を組み合わせると、あぐらをかいて足を反対の膝にのせる姿勢になる。
✅ 正しい。縫工筋は股関節の外旋にはたらく。股の屈曲・外転・外旋を組み合わせると、あぐらをかいて足を反対の膝にのせる姿勢になる。
4. 膝伸展
❌ 誤り。縫工筋は膝関節の運動軸の後ろを通るため、膝を屈曲させる。正しくは、膝伸展は大腿四頭筋のはたらきである。
❌ 誤り。縫工筋は膝関節の運動軸の後ろを通るため、膝を屈曲させる。正しくは、膝伸展は大腿四頭筋のはたらきである。
5. 膝屈曲
✅ 正しい。縫工筋は膝の内側で関節の後ろを通って脛骨に付くため、膝を屈曲させ、下腿の内旋にもはたらく。
✅ 正しい。縫工筋は膝の内側で関節の後ろを通って脛骨に付くため、膝を屈曲させ、下腿の内旋にもはたらく。
【試験対策ポイント】
鵞足をつくる3筋(脛骨の内側に付き、どれも膝の屈曲にはたらく)
| 筋 | 支配神経 | 股関節の作用 |
|---|---|---|
| 縫工筋 | 大腿神経 | 屈曲・外転・外旋 |
| 薄筋 | 閉鎖神経 | 内転 |
| 半腱様筋 | 坐骨神経(脛骨神経部) | 伸展 |
3筋の支配神経がすべて違う点もよく問われる。
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